訪瀑日記 2023年 まとめ

 

2023年 訪瀑日記

 

 

今年で6年目になってしまった一年振り返り記事。

もう2月になってしまったが、この記事で2023年の締めとさせて頂きたい。

ひとまず2022年の記事で書いていた2023年の目標を見てみよう。

 

 

2022年、百名瀑巡りの呪いは解けた。

次はもっと沢登り要素の強い滝に挑戦したい。

とりあえずは中津川の朱滝・熊落滝・神楽滝は計画している。

あとは屋久島の竜王の滝も狙いたい。

そのために沢にはなるべく入って技術を磨きたい。

クライミングではボルダリングで2級~1級は出来るくらいには強くなりたい。

 

目標にも書いたように2023年は沢登りが例年に比べて多い年になった。

数えてみたところ20本弱の記録が残っていた。

記憶に残っているのは横川矢櫃沢オタキノ滝だろうか。

特に横川矢櫃沢は自分の中では挑戦的な山行だったので思い出深い。

 

滝巡りではやはり白神山地の白滝だろうか。

白滝はその行程よりも白神山地への入山申請が億劫で何年も延期になっていた。

滝自体は苦労の甲斐もあってか、白神山地の核心部に流れていることもあり、感動的で神秘的だった。

 

クライミングでは最高グレード1級まで更新できたので、これはクリア。

そして2023年から外岩に行くようにもなった。

現在は霊山に通っており、滝巡りのオフシーズンにやることが増えてさらに忙しくなった。

 

2023年の振り返りとしてはこのくらいだろうか。

最後に2023年に訪瀑した滝を振り返ってこの記事を締めたいと思う。

 

4月 エシコ沢左俣大滝

 

2023年の滝巡りのスタートは二口渓谷のエシコ沢左俣大滝から。

水量は多くないものの落差は30mオーバーとなかなかの大きさ。

ヌメリはあるが、階段状なので楽に登れる。

 

20mナメ滝
左俣大滝上部
大滝の遠望

 

5月 岩屋谷大滝 雄滝・雌滝

 

GWは九州で沢登りの予定だったが、台風の影響で行けなくなってしまった。

行先を九州から紀伊半島に変更し岩屋谷大滝へ。

紀伊半島の顔とも言える岩屋谷大滝、雄滝も雌滝も素晴らしく遠征の甲斐があった。

特に水飛沫が太陽に照らされながら落ちる雌滝が美しい。

 

雌滝の裏見
雄滝
水晶尾根ルートから

 

5月 桑ノ木の滝

 

岩屋谷大滝の翌日は栂谷の沢登りを楽しんだ。

途中、数多くのナメ滝やガンガラ滝に癒されながら一日を過ごした。

栂谷の帰りに桑ノ木の滝に再訪。

滝三昧のGWは懐かしの百名瀑巡りで締めることができた。

 

ガンガラ滝
烏帽子岩
桑ノ木の滝

 

8月 蓑谷大滝

 

お盆の連休では白山と北陸巡り。

白山の大白水谷を沢登りで歩く予定だったが、同行者の都合が合わず一人で登山することに。

別日に沢上谷を歩き滝巡りを楽しんだ。

登山・沢登り・滝巡り・観光。北陸を余すことなく楽しむことができた。

 

五郎七滝
白山
永平寺

 

8月 嶽谷滝

 

北陸からの帰り道、岐阜の嶽谷滝に寄る。

落差100mの巨瀑は飛沫がすさまじく、風に煽られながら流身を翻している。

裏見もできる岐阜の名瀑。

 

裏見
嶽谷滝
野麦峠

 

8月 矢櫃滝・釜伏滝・横川大滝

 

2023年、一番ハードだった滝巡りはこの滝群だっただろう。

前日まで大雨が降っており、水量も多い状態だったが何とか沢を通して3つの滝を巡ることに成功した。

矢櫃滝・釜伏の滝・横川大滝。どの滝も素晴らしいが、洞窟の中を流れるような釜伏の滝が一番自分好みだった。

宮城県内ではこの滝群が最難であろう。

 

釜伏滝
まわり滝群
横川大滝

 

9月 白水滝・衣紋滝

 

白水沢の沢登りでは白水滝と衣紋滝の2本を訪瀑。

初心者にもおすすめの沢で、半日で登って降りてくることもできる。

滝も沢も美しく、楽しい沢登りを約束できるだろう。

 

白水滝
白水沢
甲子山山頂

 

10月 白滝(日暮しの滝)

 

長年、憧れていた白滝にようやく訪瀑することができた。

世界遺産白神山地の核心地区に流れる落差50mの段瀑。

神秘的な流身を見ていると、時が経つのを忘れてしまう日暮しの滝。

2023年で一番思い出深い滝巡りであった。

 

白神山地核心地区
野営
黒滝

 

11月 梵天大滝

 

11月、完全に訪瀑の季節ではないが驚異的な暖冬でまだギリギリ滝巡りを楽しむことができた。

福島の梵天大滝、東日本大震災のあと遊歩道が崩れあまり人が入っていないようだったが、そこそこ整備はされているようで楽に滝前まで行くことができた。

漆黒の岩盤に落ち葉のオレンジ色が映える美しい滝だ。帰りに近所の霊山を歩き、2023年の滝巡りが終わった。

 

梵天大滝
滝からの帰り道
霊山

 

2024年の目標

 

滝巡り・沢登り・クライミングの3つに分けて目標を立てたいと思う。

 

滝巡り

滝巡りはもはや沢登りとニアなところがあるが、やはり目標は中津川の朱滝だろう。

何年も行きたいと言っていて、結局タイミングが合わず訪瀑することがかなわなかった。

あと細かい訪瀑をいくつか。

北海道遠征も行けたら行きたい。社台滝や石川白老滝など。

 

沢登り

2023年は泊まりの沢は出来なかったので、2024年はせめて3回くらいは泊まり沢を企画したい。

あとは4級の沢、可能なら5級の沢にも挑戦したい。

朝日の荒川、御神楽沢、ビンカガクチ沢。

あとはやはり屋久島の宮之浦川だろうか。

 

クライミング

ボルダリングではコンスタントに2級課題は登れるようになったので、次は最高グレードを初段に更新したい。

2023年から始めた外岩の目標課題は今のところないが、霊山のR3(霊山の独自グレード)を3本登りたい。

沢のオフシーズンに入ってから驚異的なモチベーションでクライミングに打ち込んでいるので2024年は飛躍の年にしたい。

 

どこまで目標に打ち込めるかわからないが、2024年も実りのある年にしていきたい。

今年もブログ『滝壺紀行』をよろしくお願いいたします。

 

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