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日時:2018年5月12日 目的地:梅花皮大滝
どこかのブログ記事で今年の目標として「三沢大滝」「梅花皮大滝」「茶釜の滝」を上げていたような気がします
そんなわけで2018年の絶対行こうと思っていた滝の一つ「梅花皮大滝」に行ってきました
梅花皮(かいらぎ)大滝を簡単に説明するならば、東北一の秘瀑
世界百名瀑にも選ばれており、一年の中でも沢に雪渓がかかる時期にしか訪れることができない滝なのです
5月の中旬にツアーも組まれているらしいのですが、行けるか行けないかは雪渓が残っているかどうかなので多分に運が絡んできます
今回は一度訪瀑している滝ぺい氏を筆頭に4人での訪瀑となりました
MAP
MAP01
ざっくりルート
・飯豊山荘から少し山道に入ったところに車をデポ
・舗装路は自転車で梅花皮山荘から先の温身平まで
・登山道から雪渓を使い、柔軟に梅花皮大滝へ向かう
飯豊山荘駐車場
前回の訪瀑では4時間の寝坊をキメている葛見さわ
今回は金曜の仕事終わりにVEZELに飛び乗り、東北中央道を使い米沢経由で飯豊山の麓に
飯豊山荘の駐車場で仮眠をとろうとも、夜空がきれいでなかなか寝れず、結局写真を一通り撮ってから就寝
時間はもう2時ですが、出発は7時です
5時間は寝れるでしょう…
寝れませんでした…
気が早い滝ヤたちは5時には集合し、梅花皮大滝へと出発することに
6:10 温身平到着
飯豊山荘から道を走ると道路脇に駐車場があるので、車をデポ
そこからは4kmほど舗装路が続くのでここからは自転車を使いショートカット
バックカントリースキーヤーたちも自転車を使っている人が多かったので、結構メジャーな方法なのかもしれませんね
温身平で自転車を置き、ここからは登山道を進みます
登山道は明瞭
所々雪に覆われていますが、登山客・バックカントリースキーヤーが多く入っているので迷うことはありません
MAP2
7:30 雪渓にて
登山道からはずれ沢の上に架かる雪渓を進みます
だいぶ雪渓は厚いので、踏み抜くことはないですが、所々薄いところも見えましたので気を付けながらも梅花皮大滝へ向かいます
8:30 梅花皮大滝 発見
ひたすらに滝へと歩いていくと谷間に梅花皮大滝の落ち口が見えました
後は特に語ることはありません
ひたすらに梅花皮大滝へ向かいましょう
9:00 梅花皮大滝
・形状:段瀑
・水系:荒川水系
遂に梅花皮大滝に到着
雪渓に大穴が開いており、そこに四段目が流れており、雪渓が落ちたらと考えるとぞっとしますね
この雪渓から見ることができるのは四段目と三段目と二段目くらいで、全体(六段)を見ることができません。
普通ならここで帰ることになるのですが、雪渓が奇跡的な形で残っており三段目の滝壺まで行くことができました。
滝壺に到着!
梅花皮大滝は全体で160mあるのですが、ここからだと100mくらいですかね
滝としての姿は松見の滝に似ていますが、この秘境感と高度感は唯一ものですね
自分との大きさ比較で一枚
やはり100mくらいはあるかと
水量も多く、滝壺は飛沫が大暴れしていました
支流の滝も立派で、梅花皮大滝にアクセントを加えてくれます
支流の下でずぶ濡れになりながら撮った一枚
この時間になると少しずつ青空が出てきました
これは梅花皮大滝らしくない二流の一枚
壺は深い緑色で、膝までの浅いところも多いので自由に動き回れます
水飛沫はそこまで多くなく、腰を据えて撮影にいそしめます
三段目の壺は、本当に棚になっており、高度感がたまりません
壺の全体図はこんな感じです
青空に抜けるいい滝壺です
各々、三脚を立てて梅花皮大滝を一心に撮っていると・・・
雷のような音が・・・
荷物をデポした下段を見下ろすと、直径1mはある氷の塊がガラゴロと荷物のすぐ横を雪崩ていきました
えぇーーーー・・・
雪山にも入ったこともありますが、雪崩に遭遇したのはこれが初めてです
その後も何度か同じところが雪崩ていき、落ち着いてから下段に下りました
もう少しで滝も順光になりそうでしたが、ケチがついてしまいましたのでさっさと帰ります
10:50 雪崩現場
奇跡的にデポ地には雪崩はきませんでした
こればっかりは本当に助かりました・・・
こんな氷の塊に襲われたらひとたまりもありません
日が出て雪が腐ってきたのでしょう
こんな日はさっさと帰路について、温泉入って帰るに限ります
梅花皮大滝を見て、奇跡的に滝壺まで行けて、奇跡的に雪崩に当たらず、奇跡的に生きて帰ってこれました
改めて奇跡的な一日でした
次はおそらく日光三沢大滝になると思います
ではまた