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茶釜の滝
所用で大舘に行くとこになり、せっかくだからと茶釜の滝へ行くかとレンタカーを借りて、大場谷地に足を伸ばしました
東北の百名瀑で唯一行ってなかったのが「茶釜の滝」だったので、残していくのも気持ちが悪くとりあえず行ってみることにしました
また理由としては後付けですが、今回の訪瀑に向けて6月くらいの茶釜の滝のレポがネット上になく、6月の茶釜の滝を見たくなったというのもあります
午前中に大舘でレンタカーを借りて鹿角経由で茶釜の滝へ向かいます
MAP
ざっくりルート
・国道341号を南下、「大場谷地」にて車をデポ
・木道から登山道へ
・沢へ降り、垂直梯子を使い滝前に到着
11:19 大場谷地 木道入り口
えー
熊が出るということで、心を平穏を取り戻すことが出来なくなりました
熊に襲われたとかいうニュースぐらいは今まで何度もありましたが、死亡事故というのはちょっと考えますね
まあ考えてもしょうがないので、スピーカーから音楽を流しつつ歌いながら進みます
こういう時は一人が心細くなります・・・
綺麗は綺麗だけれどもこれを食いに来るわけですよ、あいつらは
秋田の熊は凶暴だから困る
木道をさっさと進み
11:56 登山道へ
ここから山道へ
1km地点から高低差約200mの急登があります
登山道は明瞭で、沢に出るまでは迷うことはないかと思います
道は斜度があがるにつれ歩きにくくなり、枯葉に足をとられてしまいます・・・
この山絶対アイツらがいる・・・
この山絶対アイツらいる!
12:57 斜面崩壊地
ネット上にこの崩壊地の情報はありましたが、さらに荒れておりロープも使えなくなっていました
13:05 雲上の滝 発見
崩壊地から更に下がると、雲上の滝の落口が見えてきました
ここまで来たなら沢はもうすぐです
13:20 雪渓くぐり
やっとこさ夜明島渓谷に辿り着きましたが、そこには目を覆いたい光景が
簡単は沢登りかと思っていましたが、雪渓がしっかり沢を覆っていました
茶釜の滝は奥にあるので、雪渓の下を行くか上を行くか…
上は登れそうになかったので、下をくぐり進みましたが、まったく生きた心地がしませんでした…
13:30 茶釜の滝 最下段 (雪渓にて)
出会の滝から雪渓の上に出たところで茶釜の滝の下段が見えました
あれ、滝前の垂直梯子が…
雪渓に埋まっていますね…
とりあえずそろりそろりと雪渓が落ちぬように進みます
雪渓というものは端になればなるほど脆いものなのです
なので嫌な予感はしていましたが、かなりまずい状態です
「雪渓の上をアイスハンマーで叩きながら渡る」
最終的にはジャンプし梯子に飛びつくことになりました
あー、生きててよかった
このあとは垂直梯子を上り、茶釜の滝テラスです
13:40 茶釜の滝
落差100mという前情報でしたが、60mくらいでしょうか
下段まで合わせれば100mは超えるかと思います
狭隘な滝壺に滝音が響いており、不思議な世界を作り上げていました
百名瀑の中ではたしかに難瀑かもしれませんが、雪渓さえなければそこまで危ない訪瀑ではない気がします
名物「滝前の垂直梯子」が一人歩きしているような気がします
暗く狭い滝壺から茶釜の滝を撮ってみたかったです
尾根はかなり痩せているし、草付きが濡れて滑りやすいし
生きた心地がしませんでした
風あり、水しぶきあり
なかなかのスリル満点の滝前でした
最初の目標は茶釜の滝の滝壺でしたが、雪渓でかなり心が削れたので今回はパスしました
滝前の痩せ尾根もコンディションも悪く、一人では怖かったというのが正直なところです
秋にもう一度くらい挑戦してみたいですね
滝壺に行ってみないことには始まらないので