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2019GW 五日目…
結局雨…
今年のGWは天候不良が続きます
本来の予定としては残雪期「百四丈の滝」に挑戦して、その後白山登山か能登半島観光と考えていたのですが、北陸は雪の予報で延期したほどの悪天候
今年はもう諦めるしかないのでしょうか
朝の段階では厚い雲と小雨が予定を狂わせます
7:50 道の駅「熊野 きのくに」
「熊野きのくに」にて起床
もはや語ることもありません
とりあえずは「不動七重の滝」「赤目四十八滝」を目指すことにします
雨が弱くなれば気になっていた「風折の滝」へ向かうことにします
まずは奈良県南部『不動七重の滝』です
前鬼川
その上流は沢登りのメッカとなっており、沢水の青さは「前鬼ブルー」と言われるほど青く
その青はまさに空色
今日は雨が強くなってきたので沢までは降りられませんが、いずれ沢登りで訪れたいですね
9:20 不動七重の滝
その名の通り七段に折れながら落ちる豪瀑を眺めます
落差は100m、その場に立つともっと大きいように感じられますが、それは「不動七重の滝」の滝としての迫力でしょうか
対岸から眺めているだけではやはり物足りません
あの滝の飛沫に当たりたいという気持ちが止まりませんが、本日は展望台にて撮影を続けます
人の世界から隔絶した世界が彼岸に広がります
この峻嶺をキャニオリングで下る人たちもいるらしい…
自分の遥か彼方先にいる人達ですが、この滝を降り、滝に近づきたいと思う気持ちは私もあります
紀伊半島、何度通うことになるんだろう
今記事を書いてて、やはりこの滝は再訪したいと思いました
F5の滝壺か最下段の滝壺までは行ってみたいですね
キャニオリングはもっと勉強してからですかね
「北山川 みなもとの滝ぞ 羊歯を打つ」(水原秋桜子)
13:40 赤目四十八滝
不動七重の滝から赤目四十八滝へ
赤目四十八滝は観光瀑中の観光瀑
元々は役小角の修行場としてして知られていたが、現在では年間16万人が訪れる景勝地になっている
もちろん「日本の滝百選」に選ばれており、さらには「森林浴の森百選」「遊歩道百選」「平成の名水百選」にも選ばれている
片道4kmの遊歩道を歩きながら大小様々な滝を楽しむことが出来ます
そんな赤目四十八滝ですが私にとっては車谷長吉先生の『赤目四十八瀧心中未遂』の舞台
そのため私の「赤目四十八滝」のイメージは鬱々とし寒々としているのですが、今日もあいにくの雨
まさに長吉先生の「赤目四十八滝」の世界
(ラストシーンで雨が降っていたのかは定かではないですが。もう一度読むかな…)
雨は強く降っていますが、人がいないわけではなく傘をさして歩く人がちらほらと見えます
ただGWとは思えないほど閑散としており、店の中には誰もおらず…
入場料500円を払いオオサンショウウオセンターを抜け、赤目渓谷へ
ここから赤目四十八滝巡りです
雨の赤目渓谷を楽しみましょう
赤目五滝
赤目渓谷には大小様々な滝が流れ落ちています
「雨降滝」「雛壇滝」「骸骨滝」などなど
その中でも「赤目五滝」と呼ばれる五つの滝を紹介したいと思います
この五つの滝は見事な落差を持っており、ひとつひとつが名瀑と呼ばれています
「不動滝」「千手滝」「布曳滝」「荷胆滝」「琵琶滝」
下流から順に紹介していきましょう
不動滝
赤目渓谷を歩き始めると最初に出会うのがこの「不動滝」
名前は不動明王から来ており、明治の中頃まではこの滝までしか立ち入ることが出来なかった
雨に濡れた滝、岩盤もつやを増し妖艶な姿を見せてくれます
千手滝
スローシャッターで映える滝
名前の由来は千手観音から来ている説とその形状から来ている説
見事な分岐瀑で、その流れの落ち様を見ているだけでも楽しくなってくる
滝壺は20mの深さとあるが、眉唾ですね
潜る機会があれば潜ってみたいが、やばいものも出てきそう
布曳滝
五滝の中で一番の落差がこの布曳滝
一直線に流れる直瀑は高貴な印象を与える
赤目四十八滝の中でも一番の美しさ、かと思います
滝壺は30mあるとありますが、本当ですか??
荷胆滝
一番の規模と大きさはこの「荷胆滝」
下段の二つの流れが荷物を振り分けて担いでいるように見えるため、この名前になったという
渓谷ではよくみる形状の滝ですが、荷胆滝は一段一段が滝として見事
雨続きだったからか水量も申し分なく、さすが「渓谷随一の美観」
琵琶滝
一番上流に流れるのが「琵琶滝」
公式サイトでは滝壺は10mとあるが、なんで赤目四十八滝公式は滝壺の深さをアピールしてくるんでしょうか
滝壺の深さ(公称)ほど信用性に欠けるものがない
名前はそのまま「琵琶」に似ているからとのこと
雨の赤目渓谷
しっとり さわさわ ぽたぽた
雨の渓谷歩きは傘撮影が面白いことに気付く
何となく写真の中の風景を見ても、ぐっと視線を持っていく傘の力
赤目渓谷から抜けたあとは奈良の桜井市まで移動し、明日の大台ヶ原に備えます
天気予報では晴れ
後輩の天気予報士にも念のため連絡を取ったところ、やはり晴れ
もう鬱屈とした気持ちで観光瀑巡りをするのは嫌じゃ…