鬼光頭川と鬼光頭滝 ~福島県・西会津町~

 

鬼光頭滝・鬼光頭川

 

福島県北西端,耶麻郡の町。人口7366(2010)。越後山脈を境に新潟県と接する。町域は南北に細長く,中央を阿賀川が西流し,これと並行してJR磐越西線と国道49号線(旧越後街道)が通じる。97年全線開通した磐越自動車道の西会津インターチェンジがある。町域の大部分は山地で,冬季の積雪は2mを超す豪雪地帯である。中心の野沢は阿賀川南岸の段丘上に位置し,近世は会津藩の廻米の主要輸送路であった越後街道の宿場町で,村上藩主や新発田(しばた)藩主の参勤交代用の本陣が置かれ,阿賀川舟運の拠点としてもにぎわった。明治以後,屋根葺きや酒造りの出稼ぎが多くみられた。かつてはウルシ,和紙などを産したが衰退し,米作,養蚕で栄えたが,戦後の葉タバコ栽培を経て,現在は米作中心である。過疎化,兼業化,高齢化が進行しており,温泉健康保養センター〈ロータスイン〉を整備し,人口の定着に努めている。会津桐の産地でも知られる。真言宗の円満寺には1579年(天正7)修築といわれる室町期の唐様建築の観音堂(重要文化財)がある。

"西会津[町]", 世界大百科事典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2025-04-13)

\"西会津[町]\", 世界大百科事典, , (参照 2025-04-13)

 

天気がいいなら沢に行きたい。天気が悪くても沢に行きたい。

沢に行けないほど天気が悪いなら滝に行こう。

ということで久しぶりの訪瀑記事になる。

もちろん滝にはよく行っているのだが、滝を目当てにした山行は本当に少なくなった。

今回はあまりにも天気が悪く沢にも行けないので、普段は渇水で水量が期待できない滝を見に行こうということになった。

 

福島県西会津、新潟との県境に流れる「鬼光頭川の鬼光頭滝」

雨で増水していれば、普段とは違った姿をきっと見せてくれるだろう。

 

行程

 

YAMAP・ログ

鬼光頭川の鬼光頭滝 / kuzumisawaさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

 

装備

ハードシェル・沢靴(ラバー)

たぶん何もいらない

 

YOUTUBE

 

2024年9月23日 鬼光頭川・鬼光頭滝

09:45 林道

本当は違う沢に行こうと思っていたが、雨と寒さに心が折れてしまい滝へ転進した男の後ろ姿。

集落の先の林道から沢へ入る。真上を通る高速道路では工事をしているようだ。

 

09:55 鬼光頭川入渓

鬼光頭川に入渓した。沢は緑が濃く、鬱蒼としている。

木に遮られて雨はそこまで気にならない。

 

 

グリーンタフだ。

日本海側の東北地方で何度か見たことはあるが、こんなに美しい緑のグリーンタフは見たことがない。

嬉しくなって撮った自分の靴とグリーンタフとの比較写真。

 

 

岩石名として緑色化した凝灰岩をさす場合もあるが、新生代新第三紀中新世前期から中期の火山噴出岩を中心にした堆積 (たいせき) 物の総称として用いられる場合のほうが多い。後者の場合、特定の層準の地層の呼称になるわけであるが、現在では、門前層、台島層、西黒沢層およびそれらの相当層をさすのが一般的である。これらの地層中には、変質作用によって緑色化した凝灰岩(緑色凝灰岩)類と火山岩類が頻繁に認められる。

グリーンタフは、千島列島から北海道のオホーツク海側、西南北海道、東北日本の日本海側からフォッサマグナ、さらに西南日本の日本海側に広く分布する。これらの地域をグリーンタフ地域とよぶことがある。この地域においては、多くの場合、中新世前期から中期に、著しい陥没運動とともに激しい海底火山活動があり、しばしば数千メートルに及ぶ大量の火山噴出物を堆積させている。この大量の火山噴出物の存在がグリーンタフ地域を特徴づける第一の点である。第二の点は、高い地熱勾配 (こうばい) と埋没の進行によって引き起こされる続成作用や、マグマ活動に伴う接触変成作用と熱水変質作用などによる著しい変質作用の存在である。これらの特徴は、千島‐東北日本‐伊豆‐マリアナと、西南日本という、新第三紀の二つの弧状列島におけるマグマ活動域の地質条件に対応している。

これに対して、グリーンタフと同層準の地層がありながら、その中に緑色化した火山噴出岩類をまったく、もしくはほとんど含まない地域を非グリーンタフ地域とよぶことがある。しかし、グリーンタフ地域と非グリーンタフ地域は、明瞭 (めいりょう) な境界によって画されるものでなく、両者は漸移的である。

"グリーンタフ", 日本大百科全書(ニッポニカ), JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2025-04-13)

 

10:13 鬼光頭川ゴルジュ

 

小滝を越えると鬼光頭川下部ゴルジュに突入。

ゴルジュの中もグリーンタフ目立っている。

グリーンというよりは淡い青色。

 

ポムチムも青のゴルジュに大満足のようだ。

 

11:15 鬼光頭滝・男滝

ゴルジュを越えると、二俣が現れる。

右俣に入ると今日の目的の大滝が見えてきた。鬼光頭滝の男滝だ

 

DATA

落差:80m
形状:直瀑
水系:阿賀野川水系

 

普段より水量の多い鬼光頭滝男滝は80mの断崖から飛沫を遠くまで振りまいている。

周囲の柱状節理も美しい。壇鏡の滝のスケールを一回り大きくしたような滝だ。

 

 

流身が下段の柱状節理にぶつかり、流れを変えている姿が美しい。

気に入って何枚も写真を撮ってしまった。

 

11;30 鬼光頭滝・女滝

男滝を楽しんだ後は、二俣まで戻り隣の沢に流れる女滝にも寄った。

男滝と違い落差はないが、こちらも見事な分岐瀑だ。

帰路は沢の脇に残っている廃道を使い林道まで戻る。

 

東北全域が雨予報で逃げ場のなかった週末だったが、このレベルの滝巡りなら十分楽しめることに気づけた。

最近は沢登りの活動が多くなってしまってしるが、やはり自分は滝が好きなんだと再確認できた。

まだ訪瀑したい滝は何本もあるので、タイミングを見つけてまた滝にも行きたい。

 

訪瀑MAP
今まで訪れた滝の一覧はGoogleMapでまとめております

 

 

 

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