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鳥海山・龍ヶ滝
土曜日しか休みが取れなかった連休、日帰りで行ける沢で、なおかつ滝があるところとなると数は絞れてきます。
この日は鳥海山の山麓に流れる「西ノコマイ」を、MOOREEさんとバニさんと一緒に遡行してまいりました。
西ノコマイの上部には40m級の「龍」の名前の付いた大滝が流れております。
台風が東北に近づいており風が荒れ狂っている中、道の駅で車中泊をし、「明日は大丈夫なのだろうか」という不安と共に就寝。
朝は台風一過。晴天の下、鳥海山の二ノ滝道登山口から龍ヶ滝を目指します。
ログ・YAMAP
西ノコマイ上部 / 葛見さわさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
装備
・ハードシェル・沢靴(ラバー)
・水1L・行動食
・ハーネス・ガチャ類・ロープ(30m)×2本
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2025年8月2日 龍ヶ滝・西ノコマイ
二ノ滝道登山口
登山口に車を停め、準備を整え沢登り開始。
しばらくは登山道を歩きます。
二の滝
沢の左岸の登山道を使い上流までワープ。
下流から遡行すると1泊2日コースなので、今回は上部のみ。
パーティーの2人は下部のゴルジュは遡行済みです。
西ノコマイ・上部
前回、二人が脱渓したポイントの少し先より入渓。
一度変なところから沢に降りてしまい、ゴルジュの途中に出てしまった。
いろいろとトラブルが発生し撤退。上流から再入渓しました。
西ノコマイは安山岩がゴロゴロ転がっている開けた沢でした。
龍ヶ滝
落差:40m
形状:段瀑
水系:月光川水系
遂に現れた「龍ヶ滝」、想像以上に厳めしい滝でした。
安山岩の岩壁を転がるように流れ落ちる姿は素晴らしいの一言でした。水源豊かな鳥海山だからこその水量!
「龍ヶ滝」という名前にピッタリな滝でした。
ここまで来るためには下流からの遡行か、もしくは登山道からのヤブ漕ぎで訪瀑することが可能だと思います。
下降の場合は懸垂下降したほうが安全かもしれません。
場所を見極めればクライムダウンも可能かも?
幅広10m滝
龍ヶ滝の上流のハング滝を巻き、一度登山道に出ました。
その後、月山沢の出合を過ぎ、二段滝を巻くように再度入渓。
今日は入渓した、脱渓したり忙しいな…。
出合の先の西ノコマイはさらに渓相が一段と素晴らしくなり、解放感も増してきます。
美しいナメ滝
最後のナメ滝で大休止。下流を振り返ると日本海が広がっていました。
千畳ヶ原
沢の終点は草原。その草原には「千畳ヶ原」という名前がついているらしい。
ニッコウキスゲも咲いており、最後は牧歌的な詰めとなりました。
そのまま登山道に合流。
千畳ヶ原の素晴らしい景色を楽しみながら、下山となりました。
