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梵天大滝と霊山
2023年の沢登り、もしくは滝巡りはこの前の八人岩で終わりだろうと思っていた。
だがしかし、想像以上に好天が続いており気温も11月にしてはかなり暖かい。
沢登りは難しいにしても滝巡りならということで、2023年ラストの滝巡りが開催された。
今回の訪瀑は福島県南相馬市の梵天大滝だ。
ポムチムがどこからか仕入れてきた情報で、落差は30mとかなり大きい。
滝までの道も整備されていたらしいが、東日本大震災で道が崩れ今では人がほとんど入っていないらしい。
年内最後の滝巡り、こんな感じでゆるっと始めようか。
行程
ログ・YAMAP
梵天大滝 / kuzumisawaさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
2023年11月11日 梵天大滝・霊山
07:15 林道駐車スペース(八木沢峠から)
南相馬市から八木沢峠へ。途中、林道に入ってゆきCo592付近の駐車スペースに車を停めた。
少し林道を歩き、なんとなくのところで山に入っていった。
一応、踏み跡もうっすら残っているので問題はないだろう。
踏み跡はしっかりしている。ほとんど人が入っていないように思っていたが、想像以上に人の出入りはあるのか。
途中何度か梵天大滝の案内看板が出てきた。
そのまま尾根を下っていくのが正規ルートだったようだが、ルートミスし枝沢から下ってゆき梵天大滝に辿り着いた。
07:50 梵天大滝
落差:30m
形状:分岐瀑
水系:真野川水系
滝まで2時間くらいかかるかと思っていたが、結局1時間もかからず到着した。
大きさは30mはおそらくなく、20m強くらいだろうか。
黒い岩盤に落ち葉が散りばめられていて美しい。
水量はこの季節にしたらまあ多いほうか。
階段状になっているので簡単に落ち口まで登ることもできる。
早めについてしまったので、ゆっくり撮影をする。
やはりこういった滝はスローシャッターで流したい。
09:00 駐車スペース
帰路は滝壺から見えたロープを使って尾根伝いで戻った。
おそらくこちらが正式なルートだろう。
あまりにも訪瀑が早い時間に終わってしまったので近くの霊山に行ってみることにした。
霊山
霊山
福島県伊達市と相馬市にまたがる阿武隈高地北部の山。標高825m。国の史跡,名勝。中腹以下は花コウ岩からなり傾斜もゆるやかであるが,山頂付近は,新第三紀初期の火山活動によって噴出した霊山層からなり,火山角レキ岩,安山岩,玄武岩などの硬い岩層からできているので,浸食に抗し,周辺より一段高いテーブル状の山形をなしている。特に西側と南西側は浸食が進み断崖をなし,鷲岩,離岩,東の物見岩,西の物見岩などの塔状の奇岩が連なり,秋の紅葉期にはみごとな景観を呈する。石田川の谷沿いには国道115号線が通じている。山名は,慈覚大師円仁が天竺の霊鷲山(りようじゆせん)にちなんで859年(貞観1)に開いた霊山寺に由来するといわれる。また山頂には,南北朝時代の1337年(延元2・建武4)陸奥国司北畠顕家が義良(のりよし)親王を奉じて拠った霊山城跡(史)があり,北西山麓には北畠氏をまつる霊山神社がある。
"霊山", 世界大百科事典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2024-01-21)
奇岩の景勝でおなじみの霊山ハイクだ。
紅彩館からスタートし1週3時間くらいだろうか。
登山道脇に岩が多く見え、そこからの景色は素晴らしかった。
少し紅葉の時期を逃してしまったが、まあこんなものだろう。
2023年の滝巡りはまったりとしたものになった。
霊山も気まぐれで寄った割には展望が素晴らしく、満足できた。
まさかこのあと2023年が終わるまであと2回霊山に行くことになるとは思いもしなかった。