訪瀑日記 2022年 まとめ

 

2022年訪瀑日記

 

 

このブログに移行してからついに5年目になった一年振り返り記事。

今年もこれを書き終えて2022年を〆たいと思う。

まず語るべきは「日本百名瀑」の呪いを解呪出来たということだろう。

6月の隠岐の島遠征で訪瀑した「壇鏡の滝」で100本目。

約10年にも及ぶ百名瀑巡りがこれで終了した。

これに関しては1本の記事に纏めているのでそちらを見てほしい。

 

 

クライミングを始めたことも大きな出来事だった。

正確には始めたのは2021年11月くらいだったがそれは置いておいて、2022年は丸一年クライミングを続けることが出来た。

基本的にはジムでのボルダリングだが、ちょくちょくルートクライミングも触ったりと色々と試すことが出来た1年になった。

これでかなり登攀力も上がり、今まで立ち入ることが出来なかったエリアにも行けるようになった。

2023年はジムでのボルダリングを続けながら外岩にも挑戦したい。

 

そして沢登りを例年より多く楽しんだ年にもなった。

2021年に踵を負傷してからあまり山に行くことが出来ていなかったが、やっと症状も落ち着いたので山、特に沢に出かけることが多くなった。

まだ遡行した本数も多くはないが2023年はさらに多くの沢に入りたい。

ボルダリングを始めたことで、登攀の技術も上がったのは間違いので、沢に入りつつさらに技術を高めてゆき3級くらいの沢なら楽々と遡行出来るようになりたい。

 

 

今年の反省としてはあまり山に行けてないことだろうか。

2022年の入山日数が34日、2021年の入山日数47日と比べるとかなり少ない。

これは仕事が忙しかったのもあるが、近場で行きたい滝や山が少なくなってきたことも事実。

2023年は今まで訪瀑したことある滝に足を運んだり、東北エリアの情報収集に力を入れてゆきモチベーションを維持していきたいと思う。

 

最後に訪瀑日記らしく2022年に訪れることが出来た滝を思い出していこうと思う。

 

2022年年越し 数鹿流ヶ滝

2021年から2022年の年越しは九州百名瀑巡りからスタートした。

2021年年末には熊本県の数鹿流ヶ滝へ。

2016年の熊本震災で崩壊してしまった数鹿流ヶ滝、2021年10月に展望台が新設されやっと姿を見ることが叶った滝だ。

 

虹が出た
旧阿蘇大橋
草千里と阿蘇山

 

2022年年越し 大川の滝

数鹿流ヶ滝の翌日は屋久島に飛び、大川の滝へ。

この日は水流が少なく流身は一条になっていたが、それでも勇壮で素晴らしい滝だ。

滝の楽園「屋久島」。大川の滝だけではなく、トローキの滝・龍王の滝・千尋の滝など素晴らしい滝が目白押しだった。

 

千尋の滝
トローキの滝
龍王の滝

 

2022年1月 瀧山氷瀑

久々の氷瀑は蔵王にある瀧山氷瀑。

蔵王の氷瀑ではなかなかの規模を誇る。

登攀対象になっていないものの立派な氷瀑だ。

 

滝の裏
瀧山へ
山形市

 

2022年5月 大杉谷・七ツ釜滝

GWには百名瀑巡りの一環として大杉谷の七ツ釜滝に訪れた。

滝自体も立派だったが、それよりも大杉谷というロケーションがこの滝の価値を引き上げているように思う。

三重から奈良に、谷底から山頂に抜けるルートは爽快感と達成感がバツグンだった。

七ツ釜滝を目指すなら、桃ノ木小屋を使用して一泊二日のルートをオススメする。

 

シシ淵
桃ノ木小屋
日出ヶ岳

 

2022年5月 双門の滝

大杉谷を抜けた翌日は双門の滝との連戦だった。

百名瀑の中でも難しい1本と聞いていたが、荒れてはいるものの登山道はしっかり繋がっていた。

これほどまでに高度感があるスリリングな訪瀑は他では味わえないかも。

次回行くときは滝壺チャレンジをしたい。

 

一の滝
空中ハシゴ
弥山川

 

2022年6月 壇鏡の滝

この壇鏡の滝で百名瀑巡りが終わった。

滝自体は集水域が狭い島滝らしく水量は少ないが、簾のような流身は美しい。

滝の美しさもそうだが、隠岐の島の美しさにも驚かされた。

隠岐の島一周マラソンの日と被ってしまい、夜は無人の港で野宿したのもいい思い出だ。

 

ローソク岩
国分寺
壇鏡神社

 

2022年7月 大地滝

この時期から足の故障もある程度回復し沢にも行けるようになった。

大地滝は入渓するまでで時間がかかるが、難所はないので是非挑戦してみてほしい。

宮城の中ではかなり好きな滝の一つだ。

 

大地滝
世界谷地
上部のナメ

 

2022年7月 大東滝

家から近いわりに訪問できてなかった二口渓谷の大東滝。

リハビリがてらの訪瀑だったが、規模・水量・ロケーション、全てが素晴らしい滝だった。

次回は大東滝の山頂まで繋げる山行をして見たい。

 

遠望
ズーム
京渕沢

 

2022年8月 芦名沢大滝・様ノ沢大滝

天気が悪く沢に行けない日、秋田のあまり知られていない巨瀑を2本狙った。

この日は珍しく初対面の滝ヤさんとの訪瀑となった。

「鷹さん」と「Noriさん」を加え計4人のパーティーは新鮮だった。

滝自体も想像以上にデカく、アプローチも簡単なためおススメしたい2本だ。

下山後に食べたカツカレー納豆ラーメンは一生忘れない。

 

上段
様ノ沢大滝
アプローチ

 

2022年9月 見附荒沢大滝

大地沢から始まった2022年の沢登りだが、この見附荒沢が一番記憶に残っている。

美しさや楽しさなら金目川左俣が素晴らしかったが、それと対照的に見附荒沢は地獄というか拷問というか…。

自分がこの山行で成長できたのは間違いない。

大滝は素晴らしいので滝を見てから引き返すことをお勧めする。

私のミスで1万円が吹っ飛んだのもいい思い出。

 

アプローチ
天狗角力取山
上流の50m滝

 

2022年10月 鎧滝

2022年最後の訪瀑はずっと前から狙っていた宮城の秘瀑「鎧滝」だ。

沢登りもある程度こなせるようになり、鬼ノ口沢・笹木沢くらいなら問題なく挑戦できるようにはなった。

長年あこがれていた滝と出会うことが出来、本当に価値のある山行になった。

初日に凍え死ななくて良かった。

 

V字渓谷
懸垂下降
前衛滝

 

2023年へ…

2022年、百名瀑巡りの呪いは解けた。

次はもっと沢登り要素の強い滝に挑戦したい。

とりあえずは中津川の朱滝・熊落滝・神楽滝は計画している。

あとは屋久島の竜王の滝も狙いたい。

そのために沢にはなるべく入って技術を磨きたい。

クライミングではボルダリングで2級~1級は出来るくらいには強くなりたい。

 

2023年、飛躍の年にしたいが、無理なく怪我無くやっていきたい。

2023年も「滝壺紀行」をよろしくお願いいたします。

 

訪瀑MAP
今まで訪れた滝の一覧はGoogleMapでまとめております

 

 

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