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2020年9月21日 轟九十九滝
前回の記事の続きです
SW百名瀑巡りも最終日になってしまいました。
この日は徳島県海陽町から北上しながら「轟九十九滝」「大釜の滝」「雨乞の滝」を巡る予定です。
今回の滝巡りルートは酷道193号を走り続けることになるので少し不安です…
昼に香川でうどんを食べることを目標にし出発です!
ヒトコト滝MEMO
本滝は轟神社の最深部に流れており、本瀧神社のご神体にもなっている。
秋祭りも神輿が滝壺へ入っていく「滝渡輿」も全国的に有名。
MAP
6:20 海陽町
太平洋に登る朝日を眺めながら一日が始まりました。
前日は轟の滝から海陽町まで移動し「ホテルリビエラししくい」で汗を流し、隣の道の駅「宍喰温泉」で一泊…
しようとしたところ駐車場が満車だったため、少し道を戻り海の駅「東陽町」で一泊。
どうやらサーファーの方たちの前線基地だったらしく、キャンプサイトには多くの方が泊まっていたようでした。
やはり「瀬戸内海」と「太平洋」は違いますね。
太平洋の方が荒々しい印象です。
海陽町~轟九十九滝
海部川と並走する国道193号を走りまず最初の滝「轟九十九滝」に向かいます。
国道193号は所謂「酷道」と呼ばれる道で、国道では珍しい掘りっぱなしの隧道もある険路でございます。
轟九十九滝・大釜の滝・雨乞の滝とこの道で回るのが一番の近道なので腹をくくるしかありませんが、それにしても不安だ…
轟九十九滝が流れる「轟神社」を目指し、国道193号から脇に逸れて「中部山渓轟公園線」を走ります。
7:20 轟九十九滝駐車場
轟神社の一番手前の駐車場に駐車。
後から気づいたのですが、滝を見るのならもっと奥に5台くらい止められる駐車場があったのでそっちを使えばよかったです。
さすがに朝早いので車は私のレンタカーともう一台のみ。
静まり返った道を歩いて行きます。
7:30 轟神社
駐車場からそのまま轟九十九滝に行くことも可能なのですが、せっかくなので轟神社に参拝してからにしましょう。
轟神社の創建は天正19年(1591年)。
修験者吉祥院興榮がこの地に籠もり、轟九十九滝に祈願して霊験を得たことからその歴史が始まったそうです。
本殿では和魂を祀り、轟本滝では荒魂を祀っている。
例大祭で行われる荒神輿のお滝入りの神幸は全国的にも有名。
誰もいない境内は少しひんやりしていて背筋が伸びます。
本殿から滝へ下る階段を使い「轟九十九滝」に向かいます。
7:40 轟九十九滝・本滝
形状:直瀑
水系:王余魚谷川
轟神社の摂社に当たる「本滝神社」、そのご神体がこの本滝となります。
落差は58mと徳島県一の落差を誇ります。
毎年秋に行われる例大祭では約430年ほどの歴史があり、何といっても祭りのクライマックスに行われる「お滝入り」は全国的にも有名な神事でございます。
流身は狭まった岩盤に挟まれ見えず、その流身は谷に響き轟音から想像するしかありません・
壺は広く、岩盤は狭まり、滝は見えない。
特殊な滝とは知っていましたが、実際にその場に立つとその異様さに改めて驚かされました。
滝の飛沫が谷に充満しておりまともな撮影は出来ませんでした。
朝の日が十分に登りきる前だったからか、かなり神秘的な雰囲気でした。
8:00 遊歩道入り口
本滝を撮影した後はさらに上流に流れる滝々を撮りに行きましょう。
時間はありませんので轟神社奥宮の鍋割神社のご神体「鍋割滝」までは行けそうもありませんが、せっかくなので「丸渕滝」までは行ってみましょう。
遊歩道は序盤はかなり急な階段になっていますが、階段さえ越えてしまえばそこからは斜度も緩やかになり歩きやすい遊歩道になります。
8:06 二重の滝
「轟九十九滝」は轟本滝を中心とした王余魚沢に流れ落ちる大小様々な滝を総称した名前となっております。
「二重の滝」「横見の滝」「船滝」「丸渕滝」などの滝が流れており、最奥には鍋割神社のご神体である鍋割滝が流れております。
その中で一番初めに現れるのがこの二重の滝です。
本滝の落口のすぐ上流に流れる二重の滝は美しい二条の滝です。
遊歩道を歩きさらに深部へと進んでいくと様々な滝が流れておりました。
長い淵を持つ落差15mほどの「横見の滝」
岩盤の樋を流れる「船滝」
三条の流れが美しい「丸渕の滝」
上流の「鳥返滝」「鍋割滝」にも行きたかったですが、帰りの時間を考えるとここが限界。
轟神社に戻りましょう。
丸渕滝から来た道を戻り轟神社まで帰ってきました。
轟神社からまた国道193号に戻り、次の百名瀑「大釜の滝」に向かいます。