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裏磐梯 磐梯山
2019年12月、暖冬といえども山もうっすら雪化粧を始めた季節
この時期は滝にも行けず毎年暇になるのですが、せめて2019年の山納めくらいはしておきたいと考えた時に思い出したのが「磐梯山」でした
去年の冬に裏磐梯の「イエローフォール」に行ったときには結局ピークハントをせずに下山
裏磐梯の荒々しい北壁を眺めながら「そのうちまた登りに来たい」と思いました
ネットで調べたところ裏磐梯スキー場のリフトも今日から稼働しているとのこと
これは行幸!と意気揚々と宮城を出発しました
YAMAP
ざっくりルート
・猪苗代町から国道115号~495号を抜け「裏磐梯スキー場」へ
・ゲレンデを登り、銅沼から中ノ湯を経由し尾根まで
・尾根からつらつらと山頂まで
2019年12月21日 磐梯山 中ノ湯経由
8:20 裏磐梯スキー場
車がない… 雪がない… そしてリフトが動いていない…
裏磐梯スキー場に到着するも、スキー場には車が全く見えない
スキー場は今日から営業しているのでは?と思ったものの、暖冬の影響で営業延期とのこと
ネットで見た営業情報は例年の営業開始日だったことが判明
リフトの開始時間に合わせて到着したので、ここから一日の予定が狂い始めました…
しょうがないのでリフトを尻目にスキー場を登っていきます
この日は雪も少ないだろうと思い、チェーンスパイクと12本爪アイゼンを持っていきました
朝日に照らされるスキー場
全く積もっておりませんでした
9:10 銅沼
急勾配のスキー場を抜けたら「銅沼(あかぬま)」が広がっております
2月にもなれば銅沼も完全凍結し、沼の上を歩きイエローフォールに向かえるのですが今年は凍結には時間がかかりそうですね
イエローフォールも凍結してくれるのでしょうか…
銅沼の西側を歩き、北壁をぐるっと迂回し稜線へと進みます
この日はトレースもなく、中ノ湯経由で向かっている方はいなかった様子
ここでアイゼンに履き替えました
中ノ湯を越え尾根に乗ると視界も開けてきました
1500m地点まで登ってきた私へのご褒美がこの霧氷です!
青空をバックに霧氷を纏ったダケカンバがこれほど美しいとは
11:20 磐梯山(遠景)
磐梯山の頂上が見えてきました!
ここから山頂まで高低差200mの急登です
南側から北壁を越えて日の光が漏れてきています
ダイアモンド磐梯!!
ラストの九十九折を越えればもう山頂です!
12:10 磐梯山山頂
1816m、磐梯山山頂に到着です
4時間弱で到着、予定通りといったところでしょうか
スタートが遅かったのでもう少し早めに到着したかったのですが、霧氷の撮影で時間を取られてしまいました
霧氷が美しいからしょうがない
眼下には猪苗代湖!!
日本第4位の広さを誇る猪苗代湖が日光を反射させ煌めいています
12月とは思えないほどの陽気で、風も気持ちよく山頂の景色を楽しみました
裏磐梯からの登山だったので、初めて猪苗代が目に飛び込んできたときのカタルシスが大きかったです
最後に山頂の祠にお参りして下山開始
下山時も裏磐梯の霧氷を楽しみながら歩きました
気温が上がり、少し溶けていたのでしょうか
朝ほどの白さがなかったような気がします
雲は南から北へ抜けていたのですが、山頂から流れるように綺麗な巻雲が出現
気象予報士曰く「肋骨雲」でこれほど綺麗に出るのは珍しいとのこと
幸運に胸を躍らせてスキー場に降りていきます
14:50 裏磐梯スキー場
スキー場はシリセードで下り、2時間40分ほどで下山
本来なら裏磐梯スキー場は下山にもリフトが使える珍しいスキー場なのですが、前述の通りリフトは動いていませんので大人しく下山
暮れ始める前に戻ることがよかったです
今回の登山ですれ違った人は5人と、週末の百名山とは思えないほど閑散としておりました
それだけ今年が暖冬だっていうことですかね…
雪は少ないにしても初冬の裏磐梯は美しく、霧氷と猪苗代湖が煌めいていました
春の滝シーズンまでは雪山登山をしながら大人しくしています
吾妻山や蔵王の樹氷は今年見れるのでしょうか?
ではまた