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田立の滝
冬も終わり、そろそろ待ちに待った春がやって来るなと思っていたら、宮城は一気に桜の満開宣言。
あっという間に春に飲み込まれてしまったかのようです。
長い冬が終われば、今年も滝のシーズンが開幕します。
忙しくなる前に訪瀑したままになってしまっている滝の記事も少しずつ書いてゆこうと思い、今回は「田立の滝」から始まった3年半前の信州滝巡り旅の記事になります。
大滝川に流れ落ちる総称として名付けられた「田立の滝」。
中でも「霧ヶ滝」と「天河滝」は信州の滝の中でも印象深い二本でした。
田立の滝
DATA
落差:40m(天河滝)
形状:複数の滝からなる総称
水系:木曽川水系
アクセス:★★★
危険度 :★★
絶景度 :★★★
ヒトコト滝MEMO
大滝川渓谷に流れる滝の総称が「田立の滝」
田立の滝の顔と知られているのが「天河滝」
切り立った花崗岩の崖から落ちるように流れる天河滝は「勇壮」の言葉が似あいます
天河滝までは約60分ほど。さらに深部の箱淵までは30分かかります
田立の滝の顔と知られているのが「天河滝」
切り立った花崗岩の崖から落ちるように流れる天河滝は「勇壮」の言葉が似あいます
天河滝までは約60分ほど。さらに深部の箱淵までは30分かかります
MAP
2017年8月14日 長野入り
3年前のお盆は長野スタートで時計回りにぐるっと百名瀑を巡ってきた。
松本まで輪行し、そこから伊那の本家まで移動。
「松本城」や「龍の寝床」を自転車で観光しながら気づく。
「自転車だと称名滝まで回り切れないんじゃ…?」
その後、レンタカーを借りそこから車で百名瀑巡りが始まった。
今思えば自転車旅で滝を巡っていたのはこれが最後だったかも。
道沿いの小野の滝に寄る。
この滝は葛飾北斎の「諸国滝廻り」の八作のうちの一つ。
今自分が木曽街道を歩いているのだと少し実感できた。
木曾海道小野ノ瀑布
2017年8月15日 田立の滝
10:30 田立の滝駐車場
翌日からは車での滝巡り。
田立の滝の駐車場までも長い長い上り坂を越えなければならないので、自転車から車に切り替えたのは賢明だった。
粟粒駐車場で協力金200円を払い、天河滝まで目指す。
今回の訪瀑では田立の滝の主瀑「天河滝」まで行こうかと思う。
さらに上流に「鶴翼滝」や「そうめん滝」などの小滝もあるが、阿弥陀ヶ滝へも本日中に行くつもりなので、上流の小滝はまた次回と言うことで。
天河滝までは片道1時間の遊歩道歩き。
遊歩道はしっかり整備されており、歩くには難儀しない。
11:15 螺旋滝
遊歩道から少し谷に降りると螺旋滝が見えてきた。
その名前の通り落ちた滝が岩盤に当たり螺旋の軌跡を描きながら滝壺に吸い込まれていく。
これは見事な「く」の字だ。
11:30 霧ヶ滝
さらに上流には「霧ヶ滝」が出迎えてくれた。
田立の滝の主瀑は「天河滝」だが、次点で名前が上がるだろう滝はこの「霧ヶ滝」だろう。
落差は30m。荒々しく花崗岩の岩盤を流れ落ちる姿が特徴的。
その名前の通り霧のような飛沫を飛ばしていた。
天河滝まではもうすぐだ。
11:30 天河滝
DATA
落差:40m
形状:分岐瀑
水系:木曾川水系
形状:分岐瀑
水系:木曾川水系
そして田立の滝の主瀑「天河滝」だ。
霧ヶ滝のゴツゴツとした岩盤とは対照的な、切り落としたかのような断崖絶壁から流れ落ちる天河滝。
田立では信仰の対象となっており、雨乞の神事の際にはこの天河滝まで登ってきたとのこと。
2本の流身が滝壺に落ちていく姿が美しい。
また水に濡れた花崗岩が妖しく黒に光っていた。
天河滝から駐車場に戻り、次の百名瀑「阿弥陀ヶ滝」に向かう。
おすすめの訪瀑一覧
訪瀑MAP
今まで訪れた滝の一覧はGoogleMapでまとめております