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2020年9月21日 雨乞の滝
前回の記事続きです
2020年シルバーウィークの百名瀑巡り旅、それもこの雨乞の滝で終わりを迎えます。
大釜の滝から193号を走り抜け、川又のT字路を右折し国道438号に入ります。
長かった193号との闘いも終わり、しばらくぶりにセンターラインと出会うことが出来ました。
形状:雄滝・直瀑 雌滝・段瀑
水系:吉野川水系
ヒトコト滝MEMO
滝までは駐車場から20分ほど壁のような斜度の遊歩道を歩くことになります。
勇壮な直瀑と嫋やかな段瀑を一目で楽しめる滝前の空間はまさに至極の滝壺と言える。
雌滝は鎖を使うことで上段まで登ることが出来る。
MAP
神山~雨乞の滝へ
国道438号から団地の中の道を走り、さらに山へと向かって走ります。
小さな「雨乞の滝」への案内看板を見落とさず右折し、車幅ギリギリの道を進んでいきましょう。
12:30 雨乞の滝駐車場
道なりに進むと雨乞の滝駐車場に到着します。
駐車場はそこそこ広いものの、車はかなりの数。
運よく一台分開いていたスペースに駐車し滝へ向かいます。
トイレも完備!
雨乞の滝までの道はしっかりと舗装されておりますが、かなり急な登りになっています。
高根谷川に落ちる小滝を眺めながらしっかり一歩一歩進んでいきましょう。
雨乞の滝の下流には小滝がいくつか流れ落ちています。
「うぐいす滝」「不動滝」「紅葉滝」「観音滝」
どれも個性のある滝でしっかり撮影もしたかったのですが、帰りの新幹線の時間がどうしても気になり遊歩道からささっと撮影して雨乞の滝に向かってしまいました。
12:40 雨乞の滝
形状:雄滝・直瀑 雌滝・段瀑
水系:吉野川水系
直瀑の雄滝と段瀑の雌滝からなる一対の「雨乞の滝」。
名前の由来はかつてこの滝で干ばつの際に雨乞いを行っていたことからだそうです。
雨乞の滝といえば段瀑の雌滝をイメージする方も多く、雌滝の方が「雨乞の滝」として紹介されていることも多いです。
阿波十二勝にも選ばれており、年中枯れない名瀑を見るために多くの観光客が訪れています。
雨乞の滝の上流には「神山邪馬台国説」の基になった悲願寺が残されており、卑弥呼の祭壇跡とも伝え垂れる磐座が未だに残されております。
右手に見るのが雨乞の滝の雌滝です。
三段の段瀑なのですが、滝壺から眺めると二段目がちょうど隠れてしまいます。
水量は申し分なく、滝壺には滝の飛沫が充満しており、飛沫の影響か苔むした岩盤が滝の魅力をぐっと引き上げております!
滝にできるだけ近づき、下段の流身にフォーカスを合わせ撮影。
V字に流れ落ちる下段の流身が凛々しいですね!
雌滝の左に流れているのが落差27mの直瀑の雄滝です。
雨乞の滝といわれて雄滝を想像する方はあまり多くはないと思いますが、雄滝も十分に美しいと思います。
雌滝と比べると水量は多くはありませんが、岩盤にぶつかりながら流身を翻す姿はお気に入りです。
雨乞の滝は右岸に鎖が備え付けられており上段まで登れるようになっております。
滝前の多くの家族連れの目が少し気になりますが、「雨乞の滝」まで来て上段を見ないで帰るのももったいないので、鎖を両手で握りしめ登っていきます。
鎖はかなりしっかりとしていて安心して体重をかけることが出来ますが、足元が少し滑るので注意は必要。
上段に到着です。
上段は下段とはまた違った印象の段瀑でした。
落口から飛び出した流身が膨らんだ岩盤に落ち、岩盤を伝い流れていきます。
丸々を膨らんだ岩盤を伝う流身が何条にも分かれている姿が美しい!
東かがわ
雨乞の滝を後にし京都駅に戻る…前に最後の腹ごしらえ!
雨乞の滝から北へ向かい、グーグル先生に騙され「大阪峠」とかいう激狭九十九道を走らされ、やっとこさ東かがわ市に到着。
徳島引田線と国道11号がぶつかった信号からすぐの「うどんや」さんで四国最後のうどんを堪能しました。
四国から京都まで
行きたかった滝にも行け、食べたかったうどんも食べ大満足でこの旅が終わる…
と思っていましたが、連休もあと1日あるというのにまさかの「大渋滞」!!
鳴門から淡路島へ向かっていると少しずつ流れが悪くなり、最終的には流れているのか止まっているのか分からないほどのノロノロ運転。
東かがわを3時に出発し、京都駅までは大体2時間半ほど、京都駅から仙台まで新幹線の終電は7時半。
2時間の貯金は淡路島から本州に渡った時点で溶けてしまいました…
進まない高速の上でハラハラしながら車を走らせ、何とか京都に7時に到着。
レンタカーを返却し、京都駅を爆走!
何とか乗車券を買い新幹線に飛び乗る!
今回の旅は毎日毎日時間に追われていましたが、まさか最終日が一番ギリギリになるとは思いませんでした。
今回のSW百名瀑巡りは遠征でもしないとなかなか訪瀑出来ない百名瀑を巡ることを目標にしていました。
今回訪瀑出来た百名瀑は10本。
観光瀑も多かったため3日間で巡ったにしてはなかなかの数を回れたのかなと思います。
今回の旅で中国も四国も2回目の訪問になりました。
土地勘も掴んできたので、次の訪問ではもっと手ごたえのある難瀑や秘瀑に挑戦してみたいと思います。
いつか達成したいと思っていた百名瀑。
訪瀑した百名瀑は88本。
百名瀑巡りの終わりは見えてきましたが、また訪瀑したい滝もあれば、違う季節での顔を見たい滝もあります。