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御釜からの垂直落下 蔵王・不帰の滝・滝壺

日時:2017年7月8日 目的地:不帰の滝

MAP

 

ルート

ざっくりルート

・濁川までは舗装路と山道のつづらおり
・入渓からは難所はなし
・F1は左岸から、F2は右岸ガレ場の高巻

 

9:50 賽ノ磧駐車場

天候は晴れ
雲一つない訪瀑日和
今日は蔵王寺の向かいにある「賽ノ磧駐車場」から登山道に入り、不帰の滝を狙います

というのも、この滝とはニアミスしておりまして…
2週間前には同行人と同じ駐車場から濁川まで下り、そこから新噴気孔直下の「かもしか温泉」を狙いに行きました
その濁川を超える時、下流からちらっと見える不帰の滝がどうしても気になってしまいました
その日は時間のリミットもあり「かもしか温泉」だけであきらめましたが、いつかは必ず…などと心に何気なしに思っていました

それから2週間、もう我慢できなくなり不帰の滝アタックと相成りました

駐車場は広く、トイレも完備
スタート地としては満足

車の前でフェルト靴を履きながら準備を始めました
今日の装備で特筆することはありません
カメラと三脚、フェルト靴くらいでしょうか

準備ができましたので、登山道に入り、濁川まで下ります
本格的な下りが始まるまでは舗装路が続いており、ハイペースで距離を稼げます
濁川まではかもしか温泉アタックの時に歩いているので迷わず進めます

 

(かもしか温泉の記事もそのうち書くかもしれません)

 

10:07 山道突入

山道に入りました
ここからは九十九折で一気に濁川まで下りましょう
道は一本道なので迷うことはないかと思いますが、九十九を最後まで進んでしまうと社に辿りついてしまうので、最後の曲がり角のところで左手の踏み跡を辿り濁川まで行かなくてはなりません
気を付けるところはここぐらいでしょう

 

10:30 濁川入渓

ちなみにですが、この橋(?)を使い対岸に渡り進む道が登山道になります
先々週はこの登山道を進み、かもしか温泉に向かいました

今日はここから遡行開始、未知の領域です

 

10:35 不帰の滝確認

不帰の滝を目視
沢登りは入渓する沢さえ間違えなければ目的の滝にいずれ着くという安心感があります
途中で山道を使う高巻きがあるところは迷う確率が上がります
しかし、本日は難所もなく足の冷たさを楽しみながら進んでいきます

 

10:45 F1到着

入渓してから初めての前衛滝
この滝は左岸から巻きます
傾斜はありますが、灌木を使いながら少しずつ登っていきます

濁川自体はそこまで深いところもなく、開けているのでわざわざ沢を歩く必要もないほどです
でも、流れの速いところを歩いてしまいます
楽しいからね

 

11:06 F2到着

F1の倍ぐらい大きいF2
壺まで行ってみましたが、ここからでは正面突破も巻もできそうもないです
右岸から巻くと聞いていたので、巻けそうなところを探し下流を探ります

 

11:21 ガレ場巻き

おそらくここを巻くんだろうなぁ、と一枚
登れないこともないですがなかなか斜度もあり、浮石ばっかりのガレ場
あまり進んで選びたくないルートです

崖寄りに岩を掴みながら少しずつ登ります
落石多発、一人での巻だったのでよかったですが同行者がいるとしたらゾっとします

 

なかなか標高を上げました
濁川がかなり下に見えます

荒々しい蔵王山の懐を一枚

 

11:30 不帰の滝右岸テラス到着

1時間40分で「不帰の滝」到着です
右岸テラスに三脚を立てて一枚

テラスからの不帰の滝の感想ですが
まあよくある大瀑かなーというのが正直なところでした
観瀑台から見た不帰の滝と大差ないなぁと思いました、思ってしまいました
とりあえず壺にいくかと、斜面を下って行きます

壺に行った瞬間、脊髄に衝撃が走りました・・・

 

不帰の滝 落差97m 段瀑 標高1350m

F11 1/320 ISO250

蔵王火山の安山岩溶岩にかかる流身は蔵王の御釜から流れてきているため、うっすらと硫黄の臭いもします
順光の巨瀑がここまで美しいとは…
光り輝く流身と水飛沫、青空が映えますね!

観瀑台から見る形とはまったく違う不帰の滝
壺に来た甲斐がありました

 

F13 1/640 ISO500

安山岩の滝も素晴らしいです
滝を撮り始めてからというもの、長らくスローシャッターを多用してきましたが、ここ最近はシャッター速度は速めで撮影することが多くなってきました
その滝、そのアングルによって映えるシャッター速度を探せるようになったといっていいのでしょうか
もっと精進します

縦構図で不帰の落差を表現しました

 

不帰の滝 「プリズム」

F/9 1/320 ISO50

まさにプリズム
飛沫で拡散された光が滝を彩ります

計算して撮る一枚もありますが、これは確実に偶然の一枚
滝が生きています!

 

不帰の滝との2ショット
秘境にある巨瀑との出会いは未知の生物との遭遇です
見上げるほど巨大な自然の驚異にここまで近づける冒険が滝めぐりの醍醐味ではないでしょうか

 

F/4.5 1/320 ISO-50

岩盤と光と水
色温度を上げると滝も優しく見えてきます
不帰の滝は優しい滝です

 

13:03 ガレ場下り

登ったら下らなくてはいけません
軽い砂の上に石が乗っている最悪のガレ場ですので、ゆっくり下ります
こけたら濁川まで一直線です…
カニのように横歩きをしながら一歩一歩…

 

 

14:49 駐車場到着

無事帰還
後は難所もなく駐車場までたどり着きました

 

総括

入渓までは一本道の登山道を使用し、濁川に入渓
濁川を遡行し、巻きは2回だけ
道具も必要なく難易度的には簡単な訪瀑でした
F2の巻きでは少しヒヤッとするところもありましたが、概ね安全な行程でした
不帰の滝自体はこれ以上ないほど素晴らしい滝壺でした
光降り注ぐ滝はまさに天上の楽園です
一度行く価値はあるかと確信しています

 

ではまた

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