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2021年1月23日 樹氷散策
2021年のスタートを飾ることになった「蔵王での樹氷散策」。
今シーズンも雪山にはコンスタントに登っていたのですが、荒天のせいで「栗駒敗退」「蔵王敗退」と撤退続きの山行をしておりました。
そんな中に見つけた奇跡の晴れ間。
ここしかないと仙台から山形まで車を走らせ蔵王に向かいます。
ライザワールドスキー場を登ってゆき、青空の下の樹氷原を目指し登ってきました。
MAP
YAMAP
樹氷散策 ライザワールド~熊野岳 / kuzumisawaさんの蔵王山(熊野岳)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
ライザワールド
仙台から2時間ほどでライザワールドスキー場に到着。
時間はまだ7時。リフトがスタートするまであと1時間半もあるが、駐車場はそこそこ埋まっている。
駐車場から中丸山が見えるほどの好天は初めて。
これは樹氷も期待できるかも。
リフトはまだ動いていないので、必死にスノーシューで登っていく。
リフト2本分を登りきると樹氷がちらほらと見えてきます。
リフト終点近辺の樹氷はまだ育ち切っていないのか、気温の高さで崩れてしまっているのか。
それでも青空の下で見る樹氷は格別ですね。
SCWとWindyを見つめ続けていた甲斐があった。
ここからトレースを辿り「坊平樹氷原」へ進んでいきます。
坊平樹氷原
青空・刈田岳・樹氷原。これは絶景。
ここ何年か通っていた蔵王ですが、この時期にここまで晴れてくれたのは初めて。
本当に冬の蔵王は晴れないんです。
数少ない晴れが休日と重なった奇跡に感謝しつつ、樹氷原を歩いてゆく。
樹氷原の先に蔵王連峰最高峰熊野岳が見えます。
樹氷見物に来た時はいつも刈田岳に登って帰ってしまっているのですが、天気も良く風も弱いこんな日は熊野岳まで足を延ばすのもいいかもしれませんね。
三脚を車に忘れてきたので、ザックの上にカメラを乗せて無理やり自撮り。
登山道から脇に逸れ、樹氷原の迷路を歩いて行きます。
樹氷を目一杯楽しみたいのなら、トレースから外れて樹氷原の中を歩いて行くのもアリ。
ただ雪面の下の沢やツリーホールには十分注意しながら進むことをお勧めします。
樹氷の側面にカメラを突き刺して自撮り。
樹氷原で遊んでいたらいつのまにか時間が経ち、人の姿がチラホラ出てきました。
とりあえず樹氷は十分楽しめたので稜線へ進みましょう。
振り返ると坊平樹氷原の全貌が見えました。
これは圧巻。
この光景が家から三時間圏内にあることを感謝します。
熊野岳へ
稜線に出ると氷の世界。
刈田峯神社とその鳥居もくっきりと見えました。
刈田岳に進む人、熊野岳に進む人、半々くらいでしょうか。
私はせっかくなので熊野岳へ向かいました。
いつもは稜線で暴風に吹かれ、かじかむ手を疎ましく思いながら高速の刈田岳ピストンで下山するのですが、こんなに穏やかな蔵王ならゆったりと楽しみながら歩きましょう。
御釜もバッチリ見えました。
さらに進み熊野岳に到着。
中丸山経由でライザワールドに帰るルートも選択肢に入れていましたが、トレースが全くないので安全第一で下山することにします。
山頂からは鳥海、朝日、飯豊、月山、栗駒、大東など雪のベールをかぶった美しい山々を望むことが出来ました。
八甲田の樹氷は今シーズン見に行きたいですね。
帰路
往路も樹氷を撮りながらの下山。
太陽と一緒にガスが昇ってきて、景色がかすれてきてしまいましたね。
今年の蔵王の樹氷には大満足。
毎回、こんな天気で登ることが出来ればいいのですが、それはさすがに強欲ですかね。
あと3年の内にこれ以上にコンディションのいい日に登れるチャンスが欲しいです。
スキー場まで戻りこの日の山行は終了。
スキー場の端を邪魔にならないように下っていきます。
八甲田、森吉山、西吾妻の樹氷はチャンスがあれば狙っていきたいなと。
また日光の雲竜瀑もちゃんと結氷してくれているようなので、3年ぶりに訪れてみたいですね。
今シーズンの雪山はゆったりと楽しんでいきます。