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滝壺とは
「滝壺紀行」という名前でブログを始めてから何年か経ちました…
滝の魅力とは滝壺の「轟音」「爆風」「水飛沫」だと写真を撮り続けていましたが、実際今までブログ内で使用していた「滝壺」という言葉は「滝にできるだけ近づく」というものでした
ただ「滝の直下」や「流身近く」というのも収まりが悪いので「滝壺」という言葉を使っていました
私は一体、滝壺の何を知っているというのか…
そんなわけで滝壺ダイビングしてきました!
ダイビングショップ アトランティスさん
すべてはこのページから始まりました
秋保大滝で!?
私がいつものように「滝情報」を求めてネットの海を回遊していたところ「滝壺」でヒットしたのがこの「アトランティス」さんの「秋保大滝ダイビング」のページでした
そういえば私も一度秋保大滝でダイビングのタンクを持って階段を降りてくる人たちをみたような
だいぶ昔のことでしたし、ダイビングなんて自分とは縁遠いものだと感じていたのですっかり忘れました
普段の私でしたらここで「そんなのもあるのか」とネットサーフィンに戻るところですが、この時の私は「滝壺欲」が爆発していたのでこの滝壺ダイブから心が戻ってきませんでした…
そんな中、ちょっとだけでも話を聞いてみようかなと店舗にお邪魔することに…

ライセンスを取ることになりました
実際にはこんなにポンポンと話しは進まなかったのですが、聞いてみると滝壺ダイビングでは体験ダイビングもやっていないことはないが、あまりおススメはしていないとのこと
滝壺は常に流れが強く、ダイビング経験のない人ではもみくちゃになってダイブが終わってしまう
色んなダイビングを経てから参加する人が多いダイビングなのでしっかり滝壺を楽しみたいならライセンスを取って挑んだ方がいいとアドバイスをもらいました
滝壺を十二分に楽しむべくライセンス(オープンウォーターダイバー)取得を目指します
6月 OWD取得



そのままアトランティスさんで初級ライセンスのOWDコースを申し込み、6月の1日と8~9日の三日間で学科とプール講習、そして海洋実習をクリアし取得
プール実習では飛び込みようの深さ5mのプールで基本動作を覚え、海洋実習ではそれを実地でしっかりできるように復習
始めて潜った海は加茂の海、男鹿水族館のすぐ隣のビーチで潜ってきました
始めて海に潜るまでは「海に行っている暇もないし滝壺ダイブのあとは潜ることもないだろうな」と思っていたのですが、実際海に潜ってみるとまあ楽しい楽しい
無重力感と美しい海、豊富な生態系
たまに沢泳いだりもするのですが、ダイビングはまったく別の世界が私を迎えてくました
ダイビング、楽しいぞ!!
OWDを取得した葛見
7月に秋保大滝ダイビング決行となりました
遂に滝壺に飛び込む時が来ました
7月27日 秋保大滝ダイビング決行
仙台で集合し、一路秋保大滝です
一度滝壺ダイビングが悪天候で延期してしまっていたので台風だけが気がかりでしたが、天気はなんとか持ってくれ駐車場に着くことには青空も見え始めました
会談前の駐車場に移動し機材のセッティングです
ここでウェットスーツを着てポンプを担ぎ、滝へと降りていきます
階段核心
くっそ重い装備を担ぎ地獄の階段下りです
もうウェットスーツの中が汗でビショビショです…
水系:名取川水系
形状:直瀑
落差:55m
宮城が東北に誇る名瀑『秋保大滝』
水量もそこそこ多く、飛沫も対岸にぶつかり天高く昇っています
今からあそこに飛び込むのか…
今回のダイビングは2ダイブ
フロートは左岸の奥まったところに設置してあり、そこからの潜航となります
深さは深いところで5~7m、水温は17.2℃と少し寒いくらいでしょうか
連日の雨で少し水量が多いものの問題ないくらいとのことでした
ブリーフィングも終わり、さっそくフロートまで移動です
滝で足のつかないところまで移動するのはさすがに初めてです
どれだけ滝に近づいても胸のあたりまでの水位での撮影ですので…
いざ、滝壺!!
フロートからの秋保大滝
ここまで近づくことはまあないでしょう
そしていざダイビングです!!
視界は大体5m先くらいの透明度
水流で滝壺の落ち葉が舞っています
魚もちらもら見かけましたが、水中で写真撮るのって難しいですね
あんまり綺麗に撮ることが出来ませんでした
このカジカの写真はスタッフの方が撮影したものを頂いた一枚です
頭上からは光が降り注ぎ、幻想的な世界が広がっています
滝の裏側は少し抉れている洞窟みたいになっているところがあり、ここで多くの川魚が休憩していました
写真では上手く撮れませんでしたが、奥に20~30cmほどの魚が隠れていました
サクラマスかイワナだったか…
そして上を見上げると…
やっとこの光景を見ることが出来ました!!
流れ込む瀑流が一瞬一瞬で姿を変える生物のように見え滝のエネルギーの強さを感じました
滝壺で流木に捕まりながら滝を眺めていると「ドォーンドォーン」と轟音が滝壺全体に響いています
まさにすぐ頭上で爆発が起こっているかのような轟音
大自然のエネルギーの爆発、それが「滝壺」でした
滝の壺です#滝壺紀行#滝 pic.twitter.com/tuqSlPFvvj
— 葛見さわ@滝壺紀行 (@kuzumi_sawa) July 28, 2019
私が求めていた滝壺がそこにはありました
滝壺は常に反時計回りに渦巻いていて、岩や流木をつかんでいないとすぐに流されてしまいます
中世浮力を取ってぷかぷか浮いていると滝壺でぐるぐる回って、また同じところに戻ってしまいます
流れに上手く乗らなくてはいけないドリフト・ダイビングです
滝壺の中もおそらく広義的にはドリフト・ダイビング
2ダイブ、しっかり滝壺を楽しめました
残圧も減ってきたのでそろそろ川岸に戻りましょう
川岸に戻るのも一苦労
滝壺の反時計回りの流れから脱するには、フィンを使ってもがきながらでもなかなか前に進みません
滝壺から出てきたら、滝に光が注ぎ美しい秋保大滝が出迎えくれました
地獄の階段をまた登り、駐車場で片付け
滝壺ダイブは衝撃的な体験でした
滝壺を今までと違った角度から見ることが出来た一日でした
心残りがあるとしたらやはり水中撮影のスキルが全くないのであまり満足の行く写真が撮れなかったことですかね
今回は「滝壺」という世界からダイビングの世界に飛び込んだわけですが、ダイビングはダイビングで続けていくことになりそうです
山や沢、渓谷とは違う世界に飛び込んでみたいと思います
まずは10月に南房総に行ってAWDの講習を受けに行く予定です
『滝壺紀行』はこれからも「世界中の水」にクローズアップして取り上げていきたいと思います
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