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キッツ川周回
経塚山と駒ケ岳の南麓に流れるキッツ川に東北を代表するナメがあるらしい。
ネットで記事を読んでからずっと気になっていた「キッツ川」。
キッツ川中俣にはたしかに美しいナメとナメ滝が流れていた。
下降にはキッツ川の右俣を使えば、美しい渓相を満喫できる周回コースの完成だ。
東北のなかでも有数のナメが楽しめる沢の1本です
行程
ログ・YAMAP
キッツ川中俣~右俣 / kuzumisawaさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
装備
ハードシェル・沢靴(ラバー)
水1L・行動食
ハーネス・ガチャ類・ロープ(30m)
YOUTUBE
2024年7月13日 キッツ川周回
08:00 林道
駒ヶ岳の登山口を越え、さらに林道の先に車を進める。
キッツ川に架かる橋の手前で車を停め、今日の沢登りがスタートする。
キッツ川の名前が入った橋の脇から入渓。
08:10 キッツ川入渓
キッツ川に入渓し少し河原を歩くとすぐにゴルジュが出てきた。
キッツ川の下部ゴルジュだ。
暑い夏には嬉しい爽快なアトラクションだった。
威圧感はなく、ただただ楽しいだけのゴルジュ
河原とゴルジュを繰り返しながら奥へ進んでいく。
この滝も左岸から簡単に巻けるも、せっかくだからと水流脇を抜ける。
かなりバランシーで、自分は一度落ちた。
10:00 キッツ川中俣
キッツ川の右俣を過ぎ、さらに進むと中俣との分岐が出てきた。
水量的には左俣のほうが多いだろうか。
今回は中俣に入るが、経塚山に繋がる左俣も気になる。
中俣は本流と比べ緑が多く美しい森が広がっている。
中俣ではこの風景が一番森が美しくお気に入りです
少し標高を上げるとキッツ川中俣の美しいナメが始まった。
東北らしい森が近く、緑が目立つナメで確かにこれは美しい。
ヌメりも少なくラバーソールでもバチ効きだ。
沢が広くなるとナメになり、狭くなると小ゴルジュへと変化するキッツ川中俣。
難所もなく、ナメに心を躍らせながら先へ進んでいく。
穏やかなナメを歩いていると心が洗われます
この支流の滝を超えたあたりで中俣のナメも落ち着く。
このまま稜線まで詰めると下山に時間がかかりそうなので、尾根を乗越して右俣を下降する。
名残惜しいが中俣に別れを告げ、右俣を目指す。
11:48 尾根越え
右俣までは2回尾根を乗越す必要がある。
1度目も2度目もヤブは薄く、楽に尾根まで上がることができた。
尾根からは沢形を下っていくと、ロープを使わずに右俣まで下りることができる。
12:50 キッツ川右俣
右俣は中俣よりも小滝が多い印象だが、どの滝も楽にクライムダウンが可能だ。
水遊びを楽しみながら本流に戻る。
下降に使われている記録は見なかったが、かなり下りやすい沢だった
14:30 下山
下部ゴルジュはまとめて巻いて林道に戻った。
車まで戻りキッツ川の周回が終了。
想像以上のナメを楽しめ満足の山行になった。
翌日はどこか岩手の沢へ行こうという話になっていたので近場の温泉を探す。
金ヶ崎温泉「駒の湯」で汗を流し、翌日の沢が「お岩沢」に決まる。
町に降り、どこか忘れてしまったラーメンを食べた。
翌日の「お岩沢」はなかなかにハードな沢になるだろう。