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姥ヶ滝
↓前回の記事の続きです
道の駅「白川郷」にて起床。
中部地方の百名瀑巡りもすでに後半戦に突入しました。
この日は「姥ヶ滝」と「称名滝」を巡ります。
今日も予定は詰まっていますが、せっかくの「白川郷」なので少し自転車で観光することにします。
初日以来全く使えていない自転車をレンタカーから引きずり出し、白川郷に向かいました。

ヒトコト滝MEMO
このような白糸の流身を持つ滝で落差100m超えは珍しく、全国でも有数のナメ滝だ。
名前の由来は流身が老婆の振り乱した白髪のように見えることかららしい。
観瀑台までは「白山林道」を使う必要があるため車が必須になる。
MAP
2017年8月14日 姥ヶ滝
5:45 白川郷


1995年にはユネスコの世界遺産に登録されましたが、建物や景観だけではなく、地域に根付く住民同士の相互扶助の営みが高い評価を受けたと言われています。
日本の原風景である農村文化・生活・暮らしを深く感じることができる「日本の故郷」のような場所です。 『白川郷観光協会』のサイトから引用
世界遺産に選ばれてから国内国外問わず、多くの観光客が訪れるようになった白川郷。
だったら観光客が出歩く前に観光をしてしまう。
小回りの利く自転車での観光は久しぶりだが、かなり便利だ。
今でも人の営みが残されている合掌造りの集落を1周し、滝巡りに戻る。


8:00 白山白川郷ホワイトロード
旧名称は白山スーパー林道(はくさんスーパーりんどう)で、2015年4月1日に新たな愛称として名称が変更された。 『Wikipedia』より
姥ヶ滝は百名瀑の中でも珍しい有料道路の途中にある滝だ。
白山白川郷ホワイトロードは自転車や徒歩での侵入が出来ないため、滝を見に行きたいのなら車が必須になる。
白川郷展望台から白川郷を見下ろすが展望はなかった。
深山幽谷の世界を道路が貫いている。
林道の総距離は33km。よくこんなところに道路を敷設できたなと感心してしまう。
8:45 ふくべ大滝
形状:分岐瀑
水系:手取川水系
姥ヶ滝の前に出会ったのがこの「ふくべ大滝」だ。
姥ヶ滝と並んでこの白山白川郷ホワイトロードを代表する滝である。
ホワイトロードには7本の滝が懸かっっているが、駐車場や時間の関係で眺めることが出来たのはこのふくべ大滝だけになってしまった。
落差86mの綺麗な二条の分岐瀑だ。
スパッと切れ落ちた岩壁から跳ねるように流れ落ちる姿は眺めているだけで気持ちがイイ。
9:10 親谷の湯
さらに進むと「親谷の湯」への入り口が出てきた。
姥ヶ滝へはこの階段を下り、谷底まで降りる必要がある。
沢はクリアブルーに光っている。
この先に親谷の湯があり、その対岸に姥ヶ滝が流れ落ちている。
親谷の湯は日本屈指の絶景露天風呂と聞いていたが、あまりにもアブや蚊が多く、浸かるのは諦めた。
確かに姥ヶ滝を眺めながらの入浴は最高なのだろう。
9:20 姥ヶ滝
形状:分岐瀑
水系:手取川水系
滑るように流身が流れ落ちている優美な流身を持つ姥ヶ滝。
このような流身を持つ滝で落差100m超えは珍しく全国でも類を見ない。
名前の由来は流身が老婆の振り乱した白髪のように見えることから。
姥ヶ滝特徴はやはりこの美しさ・優美さを保ちながら111mの落差を誇っていることだろう。
上段のナメと下段の切れて段になっている流身の姿が対照的だ。
この規模のナメは当時では新鮮で、時間を忘れて眺めていた。
滝自体も周囲のロケーションも全てが特別な滝だった。
これは天気のせいなのだろうか
それとも滝自体の持つ雰囲気なのだろうか
姥ヶ滝から戻り、その後は白山方面にホワイトロードを抜けた。
まだ日も高い。次は日本で最大の落差を誇る「称名滝」へ向かう。
