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蔵王「三滝」
MAP
ざっくりルート
・澄川スノーパークから林道を走り、後烏帽子岳登山道へ
・澄川を越え、股窪沢に入渓
・澄川まで下り、そこから遡行。三滝の滝壺へ
5:30 滝見台(三階の滝)
仙台平野から日が昇り蔵王連峰も少しずつ明るくなってきました
秋も深まり、県内各地では紅葉の情報も回り始めてきましたが、蔵王はどうなのでしょうか
昔見た紅葉の三階の滝の写真が衝撃的で自分もこの目で見たいと思い、早朝から車を走らせ滝見台へ
せっかくの蔵王なのですから、その後は三滝のロケハンに行きましょう
6:00 三階の滝 上段
残念でしたが三階の滝の紅葉は少し早かったみたいですね
一部は色づいていましたが、私が求めていた三階の滝ではありませんでした
日がもっと高くなれば色も少し変わるかなと思いましたが、いくら粘っても結果は変わらず…
地蔵滝 遠望
滝見台からは米粒のようにしか見えない滝が「地蔵滝」
いづれ地蔵滝の滝壺にも行きたいのですが、右岸の下降が結構厳しいらしいので計画をしっかり練ってから挑みたいです
滝見台を後にし、三滝へ
すみかわスノーパークへ入り登山道まで林道を進みます
7:00 登山道 入山
車をデポし登山道へ
途中までは後烏帽子岳へ進み、股窪沢まで
7:10 後烏帽子岳
ちょっとしたリッジに出ましたところ、目の前に後烏帽子岳がドンと現れました
先ほどの滝見台から標高を上げたからでしょうか、葉は散ってしまってますね
逆に山稜には松が青々と生い茂っています
あまり蔵王に松のイメージがなかったので以外でした
7:22 澄川上流
登山道は澄川上流を横切り、股窪沢に近づいてきました
澄川の水量はこの季節でも十二分に多いと感じました
下流には三滝、そしてあの豪瀑・不動滝が待ち受けています
水量が多いのも納得です
7:40 見晴台
見晴台からは蔵王の山麓を見渡せます
やはり山頂付近の方が紅葉の進みが早いですね
三階の滝は二週間ほど早かったでしょうか
後烏帽子岳から漏れる光が谷の一部を照らしています
7:50 股窪沢入渓
見晴台から下り、股窪沢に出ました
ここから澄川に出会うまで沢下りになります
股窪沢は流れがなく、傾斜はあるがささっと澄川に下れるかと思っていました
ええ、思っていました
股窪沢
・かなり高低差があり、キツイ下りが続く
・苔が多く、かなり滑る
・大岩も多く、体力も削られる
思ったより難儀しました
澄川 入渓
股窪沢を下りきり澄川に降りました
ここから三滝まではもうすぐですが、幅広の沢ですが、巨岩も多くなかなか思うように進めません
8:50 三滝発見
澄川に入ってから、思ったより時間がかかりませんでした
この下段のちょっとした前衛滝は左岸をよじ登り巻きます
三滝
・形状:分岐瀑
・水系:阿武隈川水系
思ったより股窪沢で時間を食いましたが、やっとのことで滝壺到着
さすが澄川の滝ですね、この季節でも水量が多く立派な滝です
本来なら三段すべてが写真一枚に収まるスポットを探したかったのですが、滝前が寒すぎて死にそう…動けない…
股窪沢で体を存分に濡らしてしまったのが敗因ですね
夏にまた来たいですね
ただ秋でしか見れない三滝の紅葉も素晴らしいです
緑から橙にグラデーションに変化している紅葉に目を引かれます
ゴジラの背中のようなおどろおどろしい岩盤です
だいぶ脆いのでしょう
滝壺には壁から剥がれ落ちた岩々がごろごろ転がていました
正面から見るとなかなかにいい滝ですね
幅広で力強いです
右の落口からの細い流れがアクセントになりセクシーです
11:20 見晴台(帰り)
体が冷えて動けなる前に滝前を撤退し、股窪沢を登り返します
やはり沢は登る方が楽でいいですね
登山道に戻った時点で霧が上がってきて、見晴台からの展望もゼロになってしまいました
11:30 三滝 落口
帰りは行とは別の廃道になっている登山道を使います
この道は三滝の落口を通るので、三滝の全体把握のために行ってみましょう
落口からの印象ですが、一段目はあまり落差がなくロープがあれば下れる気もします
下段から巻いて登山道に復帰した記録もあるのでできないこともないのかな?
11:40 廃登山道ロスト
登山道の入り口に戻る途中で登山道をロスト
誰も使ってはないのでしょう、ヤブが道を覆いここで合っているのかもよくわかりません
地形図を見る限り直登すれば登山道に出そうなので、登っていきます
なんだかんだ登山道を抜け、車まで戻りました
この後は麓まで下り、えぼしリゾートから三階の滝落口を見に行き白龍の滝を見に行きました
三滝は思ったよりも立派な滝でしたが、滝の周りにあまり植物がなかったので紅葉で狙うのは失敗だったでしょうか
次は水量の多い夏前に行きたいですね
今ふと「紅葉の地蔵滝」というワードが降りてきました
蔵王にはまだまだ課題が残っているのでしばらくは通うかと思います
ではまた