Table of Contents
丹沢山
関東山地の南部、神奈川県の北西部から静岡、山梨両県の一部にまたがる山地。北側は桂川を隔てて秩父山地に対する。地形的には中央部の主部と、北部の道志山地、東部の中津山地、南部の足柄山地とに分けられ、最高峰は道志山地の御正体(みしょうたい)山(一六八二メートル)。主部は蛭(ひる)ケ岳(一六七三メートル)を最高峰として檜洞丸(ひのきぼらまる)・丹沢山・塔ケ岳・大山が主峰群を形成する。丹沢山塊。
"たんざわ‐さんち[タンざは‥]【丹沢山地】", 日本国語大辞典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2024-08-14)
2024年GWの丹沢遠征は丹沢の百名山「丹沢山」で〆ることになった。
もともと丹沢の知識も乏しく、「丹沢大山」と「丹沢山」の違いも分からなかった自分が、4日間丹沢を巡ることで少しは丹沢を知ることができるのではないかと始めた丹沢遠征。
沢を登り、滝を訪れて、最後に山に登ることで「丹沢」の表層だけでも知ることができたのではないだろうか。
今回は丹沢山の大倉尾根、通称「バカ尾根」を登り山頂に向かう。
太陽で出てしまったらかなり暑そうだ…。
日の出前にスタートし昼に下山できれば、仙台に戻るのも楽だろう。
ということで3時半起床の4時半スタートで登り始めた。
行程
ログ・YAMAP
丹沢山ピストン / kuzumisawaさんの塔ノ岳(神奈川県)・丹沢山・堀山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
丹沢山
04:30 大倉駐車場
3時半過ぎに起床。大倉駐車場は満車に近い。
登山の準備を始めていると、東の空が少し赤く染まり始めてきた。
ヘッドライトを頭につけ、暗闇の中まずは塔ノ岳を目指す。
数は多くないが、この時間から登り始める人もいるようだ。
登山道はこれでもかと言わんばかり整備されている。
傾斜が強ければ階段になっているし、平坦の道もしっかり慣らされている。
さすが関東の人気百名山だ。東北だったらそうはいかないだろう。
06:00 堀山の家
大倉尾根はところどころに山小屋があり、ちょうど疲れたタイミングで小休止を取ることができる。
私も小屋前のベンチで少し休ませてもらった。
まだ日が出てそれほど時間も経っていないが、しっかりと立夏の日の強さを感じる。
高度を上げると展望がよくなる。
西の空には富士山がドンと構えている。
東北の人間なので富士山が見えると否が応でもテンションが上がってしまう。
いつかチャンスがあれば登ってみたい山の一つだ。
07:16 塔ノ岳
歩きやすい山道を登っていくと一気に視界が開けて、青空が広がった。
標高1491m、塔ノ岳の山頂だ。
展望は最高で丹沢山塊・相模湾・秦野市街を一望できる。
様々な登山口からの経由点でもあるので、人の数も一気に増えた。
塔ノ岳から丹沢山までは尾根道を一直線だ。
細かいアップダウンはあるものの概ね苦にならない程度で、爽快に歩くことができる。
尾根道は下部より細くなっているが、整備はしっかりとしている。
最後の最後まで至れり尽くせりだ。
東北の山ではこうはいかないだろう。
08:30 丹沢山
標高1567m、丹沢山山頂だ。
もともと丹沢山は山々の総称だったが、いつしかこのピークが丹沢山と呼ばれるようになったらしい。
大倉登山口から傾斜はあるものの、おおむね尾根道を快適に歩け、西を見れば富士山。
小屋も多く、休憩もしっかり取れる。人気の登山ルートになるのも納得だ。
山頂でゆっくりしたあとは、同じ尾根道をピストンで下ってゆく。
12:05 大倉駐車場
3時間半で登山口に戻った。
火照った体を冷やすため、大倉駐車場横の「山守茶屋」にて豆腐アイスを食べる。
丹沢4日目でようやく丹沢名物を食べることができた。
沢も登ったし、滝も見た。
百名山も登ったし、豆腐アイスも食べた。
満足だ。
仙台に帰ろう。