行縢の滝 ~宮崎県・延岡市~

 

↓前回の記事の続きです

 

2019年12月30日 行縢の滝へ

矢研の滝から北上し延岡市へ。

延岡市内から延岡川を遡り延岡山に向かいます。

道を走っていると見えてきた奇山「行縢山」、遠望でもその異様さが引き立ちます。

山の形が行縢に似ていることから「行縢山」と呼ばれるようになりました。

行縢(むかばき)
遠行の外出・旅行・狩猟の際に両足の覆いとした布帛(ふはく)や毛皮の類。中世の武士は騎馬遠行の際の必需品とし、シカの皮を正式として腰から足先までを覆う長いものを着用した。byコトバンク

 

行縢山の東部に日本百名瀑「行縢の滝」が流れております。

 

MAP

 

駐車場

行縢神社を越え、さらに側道に入ると道も行き止まりになりました。

車を置き、ここからは行縢山の登山道を歩きます。

距離はありませんが駐車場から滝まで高低差200mの急登です。

 

山には人の気配がまったくありませんでした。

 

それでも登山道はしっかり整備されており、快適に歩くことが出来ました。

 

道中は看板もあるので、滝まで迷うことはありません。

 

橋を渡ると目の前に出てきた大岩壁!

これこそ「行縢山」の真骨頂でございます。

そして上流を見上げると…

 

行縢の滝 遠望

遠くに見えるのが「行縢の滝」でございます。

かなり水量も少なく、枯れかけてると言っていいほどではないでしょうか。

滝の集水域も狭く、降水量の少ない年末では仕方がないのかもしれません…

水量の多い夏場に再訪してみたい滝です

 

橋を渡り、先に進むと登山道から滝への分岐が出てきます。

さらに先へ進めば「行縢の滝」に到着です。

 

行縢の滝

f/4 ISO320 1/160s 24mm

DATA
落差:77m 幅:30m
形状:分岐瀑
水系:五ヶ瀬川水系

 

九州の名瀑の中でも一際異彩を放つ「行縢の滝」

その歴史は古く、日本武尊がこの滝を見て布引の矢筈の滝を射てみれば 川上たける落ちて流れる」と歌を詠んだという伝説もあるほど。

矢筈の滝や布引の滝とも呼ばれております。

 

山を切り落としたかのような大岩壁は、こう間近で相対するとその巨大さに圧倒されてしまいます。

山の上流にあり、集水域も狭いことから滝自体が枯れかけているのは残念。

夏の豊水期の行縢の滝の姿を想像してしまいます。

 

滝前の自撮り。

滝の規模とその異様さが伝わるでしょうか。

 

この日はこのまま登山口まで降りてしまいましたが、次来るときは山頂まで行きたいですね。

夏にまた来よう

 

MOVIE

 

この後は行縢山を下山し、さらに北上し「原尻の滝」へ向かいました。

 

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