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2018年5月4日 北精進ヶ滝
新型コロナの影響で外にも出ることが出来ない日々を過ごしておりますが、滝に行くのはどうなんでしょうかね。
人とはほとんど会わないので大丈夫なような気もしますが、家で大人しくしていることに越したことはなさそうですね。
シーズンが始まるころには、落ち着いているといいのですが。
少し時間も出来たことなので、以前訪瀑したものの忙しくて記事にしていない滝や、前のブログから引っ越しできていない記事を書き直そうかと思います。
第一回目の滝は「北精進ヶ滝」
2018年のGWに訪瀑した滝です。
当時の記憶を呼び起こしながら書いて行こうと思います。

ヒトコト滝MEMO
それでも滝前は爆風が吹きすさび大迫力!!
滝前に行くには沢を渡渉し右岸から九段の滝を巻くのだが、少し注意が必要。
MAP
10:20 八王子JCT
記事を書いていて思い出しました…
6時に埼玉集合だったんですが、宮城で起きたのが6時。
謝り倒して埼玉まで車を走らせ、山梨へ向かいました。
さすがにGW、八王子JCTからは渋滞が続いており、なかなか車が前に進みません…
本当にこの日は寝坊したことによってすべてが狂いました。
12:50 一の滝
山梨に入ると道も空いてきました。
南アルプス市から北上し、北精進ヶ滝に向かいます。
駐車場はGWということもあってそこそこ埋まっていました。
滝までは石空川に沿う遊歩道が整備しており、観瀑台までは「一の滝」「二の滝」等の小滝を眺めながら歩くことが出来ます。
光が多く差し込む気持ちのいい散策路でした。
二の滝
石空(いしうとろ)渓谷の遊歩道はところどころ立派なアーチ橋や吊り橋、梯子などが出現します。
かなりバリエーションに富んでいて、歩いていて飽きませんでした。
13:10 北精進ヶ滝・九段の滝 遠望
観瀑台に到着!
木々の合間から上段の「北精進ヶ滝」と下段の「九段の滝」が見えます。
改めて遠望で北精進ヶ滝と九段の滝を眺めると、北精進ヶ滝の落差が121mで九段の滝の落差が40mと言うのは何か納得できないような…
遠望も楽しみましたので、今回のメインイベント北精進ヶ滝の直下の滝壺を目指すことにしましょう。
ここから少し道を戻り沢を渡渉し、右岸に移ります。
13:20 九段の滝 高巻
北精進ヶ滝の滝壺へは九段の滝を大きく巻くのですが、ここの斜度がなかなかにキツイ!
ピンクテープやペンキのマークがあるので迷うことはないので安心ですが、急勾配、そして落ち葉で滑る斜面!
気が抜けないポイントです。
そして滝壺に到着です!!
14:00 北精進ヶ滝 滝壺
・形状:分岐瀑
・水系:富士川水系
この滝は北向きなので、流身は影に隠れてしまっていますが、それでも落差121mの滝は大迫力です!
水量も申し分なく、滝前に立つと3秒でカメラも全身も濡れネズミになってしまいます。
滝の背後から後光のように差し込む光線が美しい…
この滝は元々「北精進ヶ滝」ではなく「精進ヶ滝」と呼ばれており、その由来は山岳信仰の行者がこの滝で斎戒沐浴をしていたことからつけられたとのこと。
また滝の大岩壁を障子になぞらえ、障子滝から精進ヶ滝になった説もあるようです。
それにしても見事な大岩壁です。
滝壺は巨岩がゴロゴロと転がっていますが、ぬめりなどはないので動き回ることが出来、右から左から撮影することが出来ます。
流身に力があり、飛沫も美しいので短秒で撮影。
流身の形にフォーカスしました。
滝のデータとして「落差121m」ということになっているのですが、実際に滝の前に立つと本当に121mあるのかは疑わしいです…
滝の迫力や魅力は疑いようもなく素晴らしいのですが、どうにも100m以上あるようには思えないのです。
空撮の動画も見ましたが、上段が隠れている訳でもなさそうです。
もしかして九段の滝を含めての落差ということなのでしょうか…
謎は深まるばかりです。
滝前は大迫力!
轟音と飛沫で頭とカメラもヤられます!!
三脚なんて立てる余裕はないので、手持ちでシャッターを切り続けます。
滝前まで行ける巨瀑は最高ですね!!!
15:40 九段の滝
・形状:分岐瀑
北精進ヶ滝から遊歩道に戻る前に下段のかかる「九段の滝」に寄りました。
九段の滝は北精進ヶ滝と違い、スローシャッターで撮影。
段々に流れる流身が美しい滝です。
滝壺も白砂の岸が出来ており、穏やかな空間が出来ており、三脚を立ててゆっくり撮影することが出来ました。
「北精進ヶ滝」「九段の滝」、タイプが正反対の二つの滝。
百名瀑の中でもまた再訪したい滝の一つでございます。
