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真昼岳周回 内ノ又右岸尾根~音動岳~真昼岳~向沢右岸尾根
先週の上州朝日岳のダメージもあったのでさっくと行ける山と言うことで、秋田県と岩手県にまたがる真昼岳に登ってきました。
標高は1,059mとかなり低いものの、その姿は低山とは思えないほどの美しさを見せてくれました。
今回はA氏と車を2台用意し、内ノ又の尾根から音動岳に登り、真昼岳から向沢の右岸尾根を下り周回するコースを使います。
霧氷も拝むことが出来、登って下って6時間ながら満足度の高い登山でした。
行程
ログ
真昼岳周回 / kuzumisawaさんの真昼岳・音動岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
装備
・スノーシュー・ストック・ピッケル・12本アイゼン
・ハードシェル・ソフトシェル
・水1.5L・行動食
・撮影装備一式
MOVIE
2021年3月7日 真昼岳周回
6:15 吐出林道終点
車を一台善知鳥口に置き、私のハスラーで移動。
奥まで除雪が入っており、内ノ又沢の橋を渡ったところまで進むことが出来た。
車は5台くらいは停められそうなスペース。
内ノ又の右岸尾根を登っていく。
おそらく重機用であろう林道があったのでありがたく使わせてもらう。
風が吹きすさぶ真昼岳主稜線が美しい。
7:10 内ノ又右岸尾根
林道も終わり、ここからは樹林帯を縫うように登っていく。
標高が上がるまでは雪が付いていない区間と、付いている区間が交互に出てくるので、なかなかスピードが上がらない。
今年は雪が解けるのが早い気がする。一部完全に春山の様相を呈していた。
隣の黒沢大台山の稜線から太陽が顔を出した。
運良く霧氷にも出会うことが出来た。
雪は完全に凍結してしまっているので、ここでアイゼンに履き替える。
ここから先はスノーシューでは厳しそうだ。
尾根も細くなってきた。
先に見えるのが真昼岳の主稜線。
8:30 音動岳遠望
真昼岳主稜線の音動岳。
このまま直登は厳しそうなので、右手から緩そうなところを巻いて山頂を目指す。
霧氷の付いた灌木帯を沢登の最後の詰めよろしくヤブ漕ぎして登ってゆく。
9:10 音動岳山頂
アイゼンとピッケルを斜面に突き立てながら、なんとか音動岳山頂に到着。
山頂はだだっ広い雪原が広がっており、風も思ったほど強くないのでここで小休憩を取る。
先には真昼岳山頂が見える。
真昼岳山頂と霧氷。
秋田側は雪の付きも悪く木が目立っていたが、岩手側は雪の乗り方が嫋やかで美しい。
それにしても霧氷が太い。まるでかりんとうだ。
雲も出てきたがそこまで天気は崩れなさそうだ。
ウキウキで真昼岳山頂へ登ってゆく。
主稜線にはトレースが何個かついていた。
音動岳山頂からも真昼岳方面に人影が見えたので、そこそこ人も入っているのだろう。
10:10 真昼岳山頂
山頂に到着。
真昼岳山頂真昼三輪神社の奥宮、避難小屋も兼ねているらしいがこの時は戸が開かず外で休憩する破目になった。
標高は1,000mとやはり低いが、音動岳から見た姿はギリギリ1,000mあるような低山には見えなかった。
女神岳へと続く稜線。
女神岳は少し遠いので、今日はこのまま向沢の右岸の尾根を使い善知鳥口に降りる。
A氏のカッコイイ一枚。
10:40 向沢右岸尾根
下山もまた霧氷ヤブ漕ぎ。
アイゼンとピッケルに笹薮が絡みつく。
下界との近さも低山の魅力かもしれない。
ところどころ土は見えていたものの、こちらの尾根は下山口まで雪があったので助かった。
12:30 善知鳥口林道
尾根を下り、林道に出た。
ここから車まではもうすぐだ。
今回下山に使った尾根。
下から眺めるとそこそこ傾斜があるように見える。
あまり登りでは使いたくないな。
12:35 善知鳥口下山
善知鳥口に到着し、下山完了。
この後、内ノ又の林道まで車を取りにゆき、そのあとは美郷の「麺屋 にぼすけ」でカロリーを補給。
その後2時間半走り仙台に戻った。
真昼岳は低山ながらも美しい雪山の景色をギュッと詰め込んだような山でした。
仙台からも近く、ルートも多くありバリエーションに富んでいるので、この山塊は通うことになるかもしれません。
まずは来年、降雪期にもう一回登りたいですね。