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厳冬期秋保大滝
話は2019年のクリスマスにまで遡ります。
通っているダイビングショップのクリスマス会の2次会で突然にささやかれた悪魔のような一言。
そんな一言からあれよあれよと決まってしまった「厳冬期秋保大滝滝壺ダイビング」。
無事に凍死せずに生きて帰って来れるのでしょうか?
↓夏に潜った秋保大滝滝壺ダイビング1回目
↓ツアーの詳しい内容はこちら
2020年から冬でも滝壺ダイビングができるようになったとのことでしたので、是非透明度の高い滝壺も楽しんでください!
MAP
MOVIE
2020年2月2日 秋保大滝滝壺ダイビング
いつものごとくショップに向かう前に、朝マックでマックグリドルを景気づけに完食。
ショップでスーツ以外の一式をレンタルし、車に積み込み秋保大滝へ。
遂に極寒の秋保大滝ダイビングの日が来てしまった…
先週の水曜日に山側で雨が降っていたことだけが気がかりです。
駐車場
仙台から30分もかからずに秋保大滝の駐車場に到着。
駐車場でダイビングスーツに着替え、機材のセッティングを始めます。
周りの「この人たち、この季節に何してんだろう?」という視線に負けず、もくもくと準備を続けます。
準備が終われば、第一地獄「フル装備での140段の階段下り」です。
秋保大滝の水量はいつもよりは多いかなと言ったところで、雨の影響はあまりなかったようです。
この季節でも階段に雪は一切積もっておらず、安全に滝前まで下ることが出来ました。
エントリー
滝前まで下って、さっそくエントリー。
少し潜ったところで滝壺の寒さからかレギュレータが「フリーフロー」を起こしてしまい、一度浮上。
起こってしまったものは仕方ないので、オクトパスを使用し再度潜行。
滝壺おそるべし…
低い気温・水温のためにファーストステージが凍ったりしてしまうと起こる現象です。
エントリは滝の向かって右側を沿うように進み、滝に近づきすぎない地点で潜行。
滝壺までゆっくり沈んでいきます。
滝壺
ゆっくり潜って行くと、そこは滝壺の世界。
深度は10m、前回夏に潜った時より4m以上深くなっていました。
昨年の台風の影響で地形が変わったとは聞いていましたが、ここまで変わっているとは驚きです。
ちなみに水温は3.5℃。
そして見上げると「秋保大滝」の直下に入っていました。
頭上に落ち続ける瀑流!
静寂の世界に響く滝の轟音がたまりません!!
天下の名瀑「秋保大滝」の真の姿が滝壺にありました。
この日は滝の流身が水面にぶつかり、広く広がっていっている様子に見えました。
前回の滝は流身が滝壺の奥深くまで突き刺さっているようにも見えましたので、前回よりは水量が少なかったかもしれません。
それとも水深が深くなったことにより、思ったより滝に近づいていなかったのかもしれません。
滝壺は水泡と枯葉が舞い続けています。
そこに光が入ると、まるで万華鏡の中にいるようで、極寒の滝壺にいることを少し忘れてしまいました。
MOVIE
滝壺は反時計回りに渦巻いており、中性浮力を取り体を滝壺にゆだねると体も回転してしまいます。
これもまたドリフトダイビングなのでしょうか。
極寒の滝壺を堪能し、川岸まで戻ります。
川岸の風が容赦なく私の体温を奪い取ります。
寒い寒いと言っていたのも束の間、フル装備で140段の階段を上り駐車場についたころには汗だくになっていました。
秋保の郷 ばんじ家
そのあとは冷えた体と心を温めるべく温泉に寄り、仙台へ帰還。
厳冬期秋保大滝滝壺ダイビングはこうして無事に終了いたしました。
冬の滝壺は確かに夏よりは透明度が高く、また台風で地形が変わったこともあり、前回の滝壺ダイブとはまた違う新鮮なダイビングになりました。
潜っても、すぐに潜りたくなる滝壺ダイビング。
一度是非体験してみてください。
↓今回使用したカメラ
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