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2019年GW 二日目…
極寒の朝
車の中でも吐く息は白く、窓ガラスも結露してしまっていて、外の様子もわかりません
後部座席から運転席に移動し、エンジンをかけ、外に出ると同じ車中泊の人たちも動き出していました
冷える外気が頭を冴えさせ、撮影準備を始めさせます
今日は乗鞍三滝と呼ばれる「三本滝」「善五郎の滝」「番所大滝」の撮影です
冬の寒さだぞ??
ざっくりルート
・三本滝レストハウスから三本滝へ
・乗鞍岳線を戻り、「善五郎の滝」「番所大滝」へ
・飛騨高山経由で「龍双ヶ滝」へ
6:50 三本滝レストハウス
昨日は薄暗い雪道でしたが、だいぶ日が登ってきました
トレースはないので、今日はまだ人が入ってない様子
ピンクテープはところどころ付いているので道迷いはありませんでした
(昨日はヘッドライトだけなので、ピンクテープは全く見えてませんでした)
7:05
雪はもうカチカチ
アプローチシューズでは少し厳しいところもありました
三本滝はもうすぐです
7:20 三本滝
分岐瀑 複合滝
信濃川水系小大野川
パノラマで一枚
三つの異なる水系の滝が一つの壺で一緒になる「三本滝」
左から「無名沢の滝」「小大野川の滝」「黒い沢の滝」の三本
5月でも完全に冬モードで、無名沢はほとんど枯れており、黒い沢は9割氷結
滝として水量を保っているのが小大野川くらいですね
黒い沢の滝は表面が氷結しており、内部に水が流れている状態
耳を澄ますをコポコポと音が聞こえてきます
所々、表面の氷が溶けだして、水が湧き出ている場所も
シャーベット状になっていて、そこに木漏れ日が差し込んでいて
ひたすらに美しい
上段はかなり崩壊しており、おどろおどろしい一面も
そろそろ切り上げようかなと思い空を見上げると…
下山してから知ったのですが、この日上高地で珍しいくらいはっきりと環水平アークがみれたとのこと
私がこの時見れたのがその一部だったみたいです
8:40 善五郎の滝入り口
三本滝レストハウスから、昨日登ってきた道を下り次は「善五郎の滝」の滝へ
釣りの名手「善五郎」から名づけられた大滝
残念ながらイワナを拝むことはできませんでした
霜柱!!
踏むたびサクサクと、小気味よい足応え
東北出身ですがこんなにも立派な霜柱を見るのは初めてです
もっと育って立派な霜柱なって欲しい気持ちと早く踏みつぶしたい心が鬩ぎあい
沢の小滝の壺には見事な氷塊が
善五郎の滝
幅:8m
周囲は雪景色
滝裏は岩盤に冬の名残が残っております
水量は少ないですが、すだれ状に落ちる水が美しいです
滝のベールが漆黒の岩盤と垂れる氷柱を覆う
春の今しか見ることができない「善五郎の滝」でした
9:45 番所大滝
分岐瀑
乗鞍三滝、最後の滝は「番所大滝」
落差40mの巨瀑は、深い渓谷に流れ落ちています
駐車場から長い階段を下ると、滝正面に立てる滝見台に着きます
荒々しく落ちる「番所大滝」
滝見台まで飛沫が飛び、それが夜間の冷えで凍ってしまうと
地獄のように滑る滝見台で、滑る三脚を抑えつつ撮影に入ります
乗鞍三滝、春先に行くと氷瀑
深緑や紅葉の時期にまた行ってみたいと思いながら、次は福井県の「龍双ヶ滝」に向かいます