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大沢川
赤芝峡
山形県南西部、西置賜郡小国町にある峡谷。荒川が越後山脈を横断する東端に位置する。花崗岩、石英粗面岩とその上に堆積した頁岩、凝灰岩などの第三紀層が侵食されて断崖絶壁をなし、渓谷美を呈す。磐梯朝日国立公園の一部。遊歩道が整備され、紅葉の名所として知られる。国道113号沿いにあり、JR米坂線小国駅からバスが通じる。
"赤芝峡", 日本大百科全書(ニッポニカ), JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2022-08-12)
この日は私には珍しく5人と大人数での沢登りとなった。
場所は山形県小国町の赤芝峡の支流「大沢川」。
同行してもらったのはポムチムと今回初めましてとなる「nkzw」さんとサワグルイの「ケーシ」さんと「シュカ」さんだ。
「nkzw」さんも「サワグルイ」のお二人もYOUTUBEをやっており私も1人の視聴者だ。
そんな三人と一緒に沢に行ける貴重な経験が出来た1日になった。
大沢川はかなり変化と富んだ渓相で、快適に登れる10m級の滝が多く、かなり楽しい沢登りとなった。
ロープを出したのは1か所。車は脱渓先の神社手前の林道にデポしておくといいだろう。
↓サワグルイのYOUTUBEチャンネル
↓nkzwさんのYOUTUBEチャンネル
行程
- 05:30 道の駅おぐに町
- 07:00 大沢川入渓
- 07:07 スリット堰堤
- 07:20 CS滝
- 07:45 2段分岐瀑
- 08:25 大滝の最下段
- 09:35 10m滝
- 10:38 上流の小川地帯
- 11:25 脱渓
- 11:57 車デポ地
ログ・YAMAP
大沢川遡行 / kuzumisawaさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
装備
ハードシェル・沢靴(ラバー)
水1.5L・行動食
ハーネス・ガチャ類・ロープ(30m1本 )
撮影装備一式
YOUTUBE
2022年7月10日 山形小国・大沢川
05:30 道の駅おぐに町
小国町
北東部は朝日連峰、南部は飯豊連峰に属する山岳地帯が占め、両山地間に小国盆地が開ける。豪雪で知られる農山村地域。ブナを中心とした広葉樹林が広がる。中心地小国は、江戸時代米沢藩の西の要地として御役屋将(城代)が置かれ、越後と米沢を結ぶ越後街道(国道113号)の宿駅であった。米坂線開通(1936)後に豊富な水力発電と結び付いた石英製品などを製造する化学工場などが立地して工場町となった。農業は稲作を中心に畜産、山菜やキノコ栽培が行われる。磐梯朝日国立公園の一部で、朝日、飯豊両連峰の登山口にあたり、赤芝峡は紅葉の名所。面積737.56平方キロメートル(境界一部未定)、人口7107(2020)。
"小国(町)(山形県)", 日本大百科全書(ニッポニカ), JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2022-08-12)
仙台から2時間と少し、道の駅おぐに町に到着した。
今回のメンバーの3人と合流し、総勢5人のパーティーに。
サワグルイ組もnkzwさんも車はハスラー。ルーフボックスも付いている。
ルーフボックスを羨ましく思う葛見さわ。
その1週間後に自分のハスラーにルーフボックスを取り付けることになるのだった。
07:00 大沢川入渓
大沢橋から入渓。車を林道にデポするため4人はさらに移動。
寂しく4人の帰りを沢で待つ。
再度合流しようやく入渓。沢水は思ったより冷たくない。
雪渓はもうほとんどないのだろうか。
07:07 スリット堰堤
少し進むと雲が晴れ、スリット堰堤が現れた。
ここから先が本格的な沢登りになる。
この滝は右岸から、この滝は左岸からなどあまり覚えていないので、ぜひサワグルイのブログ記事とポムチムのブログ記事を参考にしてほしい。
朝日前衛の隠れ名渓。 上越と東北の沢を融合させたような景観が素晴らしい! 荒川 大沢川 遡行記録 2022/7/10 日 朝日前衛 大沢川|サワグルイ - サワグルイ |
2022.7.10 土曜日は地質調査技士の試験で潰れてしまった… 日曜日はアツイ沢に行きたい 以前から目をつけ… 朝日前衛 大沢川 ポムチムおすすめ☆ - ポムチム |
07:20 CS滝
CS2条の滝から沢登りはスタートする。みんなとりあえず取り付いてみるが水流に押し戻されてしまう。
私も取り付いてみるが2秒で諦めた。
超一流のゴルジャーであるケーシさんが突破。後続は引き上げてもらう。
苔はあれどヌメりはなく、ラバーソールがかなり効く。
空も広く開放感がある。白い岩肌が太陽に照らされ映える。
07:45 2段分岐瀑
2段分岐瀑、15mぐらいだろうか。下段は水流左をフリーで登り、上部は草付きに逃げるように登る。
この滝の上部がこの沢で唯一ロープを出した場面だ。
振り返ると青空をバックに飯豊の山々が見える。
こんなに気持ちいいのいい沢は久しぶりだ。
メンバーは会越や谷川の沢のようだ!と例えていた。
08:25 大滝の最下段
Fナンバーは数えきれないほどの滝を登って行くと沢が狭まってきた。
その滝には10mほどの滝が待ち構える。
この滝は登れそうもないので左岸から大高巻きになる。
灼熱の高巻きになることが予想される。沢でしっかり体を冷やしておこう。
左岸を登り小尾根に出た。ここからだと大滝の流身が良く見える。3段で30~40mくらいだろうか。
岩場をトラバースし、再度叢林の中へ。
灌木を使いながら灼熱地獄の中、高度を下げてゆく。
懸垂下降せず沢に戻れた。
09:35 15m滝
気持ちのイイ15m滝。
これでもかというくらい滝が続いている。
右岸の草付きを繋ぎながら落口まで。
上流もまだまだ滝が続くが快適に登れる滝ばかり。
ヌメりが少しある滝も出てきたが、そこまで難儀しなかった。
登れる滝、広い空、ほどよい巻き、アプローチ0分の名渓の中の名渓だ。
10:38 上流の小川地帯
少しナメ区間がありそれから先は小川のように穏やかな渓相になる。
暑さと闘いながら歩いてゆく。
イワナの影やイモリ、カエルが多く、沢は生命に溢れていた。
11:25 脱渓
脱渓地点はよくわからなかったので、適当に上陸。
地形図を眺めながら沖庭神社を目指し進んでゆく。
結局神社まで行かず途中で踏み跡を見つけ下山出来た。
帰宅後、分かったことだったが沖庭神社は巨岩の鎮座する神社だったようだ。
どうりで見つからないわけだ。
11:57 車デポ地
テープを辿り降りてゆくと、車のデポ地に到着した。
結局脱渓してから20分くらいでデポ地に到着出来た。
車が2台あればアプローチも下山も短い沢だけ楽しめる名ルートになること間違いない。
沢自体は短く半日もあれば終わってしまうが、それでも自信をもってお勧めできる沢の一つだ。
ポムチム、nkzwさん、ケーシさん、シュカさん。ありがとうございました。
またお会いできるのを楽しみにしております。