日光男体山と華厳の滝 ~栃木県・日光市~

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2022年6月4日 日光男体山・華厳の滝

男体山

栃木県西部、日光市にある、中禅寺湖の北東にそびえる山。黒髪山 (くろかみやま) ともいい、初期の5万分の1地形図には二荒山 (ふたらさん) とも記載されている。標高2486メートルは女峰 (にょほう) 山、赤薙 (あかなぎ) 山などの日光諸火山中、白根 (しらね) 山に次ぐ。輝石安山岩、石英安山岩からなる成層火山で、全体として火山の原形がよく保存されて美しい山容を呈し、日光国立公園の中核をなす。山頂に径約800メートルの火口があり、ここから北に火口瀬が開く。山腹には大薙 (おおなぎ) 、観音 (かんのん) 薙、古薙などの侵食谷が放射状に発し、侵食の階梯 (かいてい) としては幼年期にある。近年、山腹の薙に櫛 (くし) の歯のように砂防堰堤 (えんてい) が築造され、むしろ痛々しい感を与えている。中禅寺湖は男体山溶岩が大谷 (だいや) 川をせき止めた結果生成した湖で、湖畔の二荒山神社から登山路がまっすぐ山頂に向かい、8月1日の山開きには前日から集まった登山客が一斉に深夜の登山を繰り広げ、8月7日までの1週間登拝祭が行われる。782年(延暦1)勝道上人 (しょうどうしょうにん) がこの山を開き、修験 (しゅげん) の禅頂路(入峰 (にゅうぶ) 修行の路)が北麓 (ほくろく) の志津を経て大真名子 (おおまなご) 山へと続いていた。1924年(大正13)などの山頂遺跡調査により、鏡鑑、密教法具、古銭など奈良時代から江戸時代に及ぶ祭祀 (さいし) 遺品が発掘され、これらは国の重要文化財に指定されている。山頂からの眺望はすばらしい。

"男体山", 日本大百科全書(ニッポニカ), JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2022-06-25)

昨年から違和感を感じていた両足首だったが、リハビリを重ねた結果、違和感が全て取れたわけではないがかなり改善した。

これなら今夏から完全復帰できそうだ。その前にどこかの山で慣らし運転をしとくべきかと考え、いつもの如く南下することに。

滝巡りで数えきれないほど遊んでいる日光。しかし、中禅寺湖から眺めるだけで奥日光の名峰「男体山」は登ったことがなかった。

奥日光まで足を延ばすたびにモヤモヤしていた気持ちを今日で晴らしてしまおうと奥日光の「二荒山神社中宮」へ向かった。

 

行程

 

ログ・YAMAP

男体山ピストン / kuzumisawaさんの男体山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

 

MOVIE

男体山

08:17 二荒山神社中宮

二荒山神社

栃木県日光市山内に鎮座。古く日光権現とよばれ,現在日光二荒山神社ともよぶ。二荒山に鎮まる神霊,二荒山大神すなわち大己貴(おおなむち)命,その妃田心姫(たごりひめ)命,子の味耜高彦根(あじすきたかひこね)命をまつる。二荒山すなわち男体山,妃の女峰山,子の太郎山等を神体山とする古代信仰に発し,767年(神護景雲1)下野国芳賀(はが)郡の勝道上人が発願,本社の地に社殿を建て奉斎,かたわらに四本竜寺を営み,785年(延暦4)二荒山頂に奥宮を,湖畔に中宮祠,中禅寺を創建したと伝える。以後霊場として信仰をあつめ,延喜の制で名神大社。中世以降武家の崇敬をうけたが,1590年(天正18)豊臣秀吉に抗して社領を奪われ,のち徳川家康の保護をうけ,日光東照宮創建の後輪王寺宮門跡の支配下に入った。本殿は1619年(元和5)将軍徳川秀忠の造営で,大谷(だいや)川にかかる朱塗の神橋などとともに重要文化財。旧国幣中社。例祭4月17日は弥生祭といい,13日に始まる。ほかに7月31日より8月7日までの男体山登拝大祭がある。

"二荒山神社", 世界大百科事典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2022-07-07)

少し遅い時間に二荒山神社中宮に到着した。すでに混雑している駐車場に車を置き、二荒山神社へ。

本殿にお参りをし、登拝料1,000円をお納めし、登山道に入る。

天気は快晴。神社から山頂もよく見える。

 

山頂までひたすら直登が続く。

樹林帯が長いのでこんな日差しの強い日はありがたい。

一歩一歩、足の状態を確かめながら進む。

 

しばらく登ると木々もまばらになり、展望も良くなってきた。

振り返ると眼下には中禅寺湖と戦場ヶ原が見える。

奥日光の名景を一望できる展望だ。

 

11:15 男体山山頂

3時間ほど歩き山頂に到着。

奥宮に奉納されている神剣が見えた。

写真撮影の列が長く伸びているので写真撮影は諦める。

 

雲が出て展望が悪くなってしまったが、風が吹き雲が流がしてくれた。雲の中から中禅寺湖が姿を現した。

男体山から見下ろす中禅寺湖は想像以上の大きさだ。

面積11.5平方キロメートル。高山湖では日本最大の湖になる。

深さも160mあり、湖床は華厳の滝の落口より60mは低い。

 

13:40 下山

下山は同じルートをピストンで下る。

二荒山神社中宮に戻り、この日の山行は終了した。

このまま帰っても良かったが、せっかくなので滝にも寄っていこう。

 

華厳の滝

華厳の滝

栃木県日光市中禅寺 湖畔の滝。大谷川 (だいやがわ) にかかり、日光三名瀑  (霧降滝  、裏見滝)の第一。中禅寺湖湖畔とともに国が指定する名勝として全国に名高く、日光国立公園の中心景観の一つ。高さ97メートル、幅約7メートル。男体 山から噴出した溶岩などが古大谷川をせき止めて出現した中禅寺湖の水が滝となって流れ落ち、滝下に直径約40メートル、水深約5メートルの滝壺 をつくっている。基盤の花崗斑  岩の上に集塊岩と安山岩が累積して滝壁をつくっている。上部安山岩の下から地下水がわき出して十二滝となって簾 のように流れ落ちる。滝壺の水面に近い下部集塊岩に奥行26メートル、幅約50メートルの空洞があり、その奥から地下水が流れ出している。滝は、滝水の落下による滝下のえぐり取りや地下水湧出  による集塊岩の侵食によって滝壁の下部がえぐり取られ、ついで上部の滝壁が崩落してしだいに後退する。

滝下流の華厳渓谷は、滝が中禅寺湖側に後退してできたものである。中禅寺湖の湖尻において水量を調節するため、通常は冬の渇水期にも水がかれることはない。有料のエレベーターの下の観瀑  台からの眺めに迫力がある。明智平  展望台からの眺望もよく、中禅寺湖と華厳滝の両方を見通すことができる。日光からバスが通じ、第二いろは坂を登り、トンネルを二つくぐると滝の上に出る。

"華厳滝", 日本大百科全書(ニッポニカ), JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2022-06-25)

日本三名瀑の一つ「華厳の滝」。これで訪れたのも何回目だろうか。

エレベーターで有料の観瀑台まで降りたが、水煙が立ち込めておりまともな撮影は出来なかった。

撮影は出来なかったが、華厳の滝ほどの巨瀑を近くで感じることで満足は出来た。

 

有料観瀑台から無料展望台に移動し再度撮影。

無料展望台から華厳の滝を見下ろす形になる。

そのため滝を飛翔するイワツバメがよく見えた。

華厳の滝の流身を背に滑翔するイワツバメの群れが美しい。

望遠のレンズが欲しくなる、今日この頃だ。

 

 

訪瀑MAP
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