泉ヶ岳 ~宮城県・仙台市~ かもしか・滑降・表・水神コース

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泉ヶ岳

滝にばっかり遊びに行っている私ですが、山も好きで訪瀑と訪瀑の間に山登りも楽しんでおります。

東北の山を中心に有名どころの山が登ってきましたが、「一番登った山は?」と聞かれたのなら「泉ヶ岳」と答えます。

登山を始めてから何度登ったかは覚えておりません。

仙台市民の心の山「泉ヶ岳」

水が豊かな「泉ヶ岳」、四季様々な姿を見せてくれる「泉ヶ岳」

 

今回は泉ヶ岳の記事を改めて書くことによって、自分のホームマウンテンを見直そうという記事になります。

 

泉ヶ岳
 DATA
 ・標高:1175m
 ・山系:船形山系
 ・宮城県仙台市泉区
 アクセス ★★★★
 危険度  ★
 絶景度  ★★

ヒトコト山MEMO

仙台市民の憩いの山。
水が豊富で沢や沼もところどころあり、泉ヶ岳の名前の由来となっている。
仙台市民が「ガタケ」と言った際は「泉ヶ岳」のことを言っている。

 

MAP

 

 

かもしかコース~滑降コース

ルート

泉ヶ岳スキー場の斜面を登っていく急登コースのかもしかコースから登り、展望の良い滑降コースから下山するルート

私が泉ヶ岳に登る日は「山に登りたいが午後から予定がある日」が多く、時間がない場合は大体このルートを使います。

ゆっくり歩いても往復3時間半で帰って来れるので、7時半に登り始めても11時までにはスキー場に帰って来ることが出来ます。

 

泉ヶ岳スキー場

スタートはスキー場から。

停止しているリフトを尻目に急斜面のゲレンデを登っていきます。

 

青々とした開けたゲレンデを歩くのは気持ちがいい!

ですが、途中から一気に斜度が上がり、開幕から体力を削られてしまいます。

 

スキー場終点

登り終わるころには息も上がり、汗もだくだく…

ゲレンデ登りが終われば、やっと登山らしくなってきます。

まずは平坦な道を歩き「岡沼」に向かいます。

 

岡沼

岡沼に到着です。

雨が降った後や雪解け時には窪地に水がたまり沼になるのですが、完全に干上がっていますね…

目の前に泉ヶ岳が広がっております。

ここから山頂まで一気に400mほど登ります。

 

スキー場を抜けた後は樹林帯を歩くので日差しは遮られるのですが、あまり展望はよくありません。

 

かもしかコースは大きい岩も少なく、登山道もある程度の幅もあるので歩きやすいコースです。

最初のゲレンデ登りさえなければ…

 

少しずつ標高が上がってきました!

 

山頂までもう少し!!

 

泉ヶ岳山頂

1172m、山頂に到着です。

山頂は開けておりますが、周りを木々に囲まれており、さらには木陰もない有様…

あまり休憩にはお勧めできないのが正直なところです。

 

滑降コース

下山は展望の良い「滑降コース」からになります。

カモシカコースほど急ではなく下りやすい印象のコースです。

 

基本は樹林帯の中を歩くコースですが、コースの各所に展望を望めるポイントがあるのが特徴です。

一部急登もありますが、岩は多くないので下りでも安心です。

 

見返平

展望抜群の見返平!

振り返ると泉ヶ岳の山頂がしっかりと見えます。

 

謎にド平坦なセクション。

普通の山道を下っていたら、いきなりこの区間が出てくるので少し驚いてしまいます。

 

お別れ峠

ここまで下ればもうすぐゴールです。

 

大駐車場

スタート地点の大駐車場に戻ってきました。

往復で約3時間20分ほどの山登り。

体力的にも時間的にもちょうどいいコースでした。

 

表コース~水神コース

ルート

次は泉ヶ岳の山頂につながる4つのコースの内、残りの2コースを使った泉ヶ岳周回コースです。

表コースの登山口に車を停め山頂へ。

山頂からは水神コースを使いスキー場まで下山。

スキー場からは登山口まで舗装路を歩きます。

 

表コース登山口

泉ヶ岳登山だとスキー場の大駐車場からのスタートが主流ですが、今回は泉ヶ岳の東から登る表コースからの登山になります。

駐車場は工事中のため停められるのは5~6台程度ほど。

早い時間でないと停められない可能性もあるので、周回するならスキー場の大駐車場に停めるのもありかもしれません。

 

表コースから山頂までは約1時間ほど。

4つのコースの中では最短のコースになります。

 

泉ヶ岳の登山道の中では最も古いコースの表コース。

最も人が少ないコースでもあるのでゆっくりと山を楽しみながら登ることもできます。

 

胎内くぐり

表コースのメインアトラクションの「胎内くぐり」

重なった巨岩の間を抜けるルートになっております。

岩の脇から巻くこともできますがせっかくなので胎内をくぐっていきましょう。

 

穴はなかなかに狭く、ザックを背負っていたので背中が引っ掛かり登るのに難儀しました。

 

ドーダン林

開けた「ドーダン林」に到着しました。

最後の急登前の休憩はここでとりましょう。

 

あとは山頂まで一直線!

山頂までは一時間ほどのCTですが、高低差は500mほどある急登になっていますので油断は禁物です。

 

ちょうど一時間ほどで山頂に到着です。

下りは4つのコースのなかでも最も人が多い水神コースで下ります。

山頂より水神コースで少し下った場所が景色も綺麗でお気に入りなので、昼食はそこでとることにしました。

 

この日は雲が下の方にたまっていたので、標高の低い泉ヶ岳でも雲海を見ることが出来ました。

 

賽の河原

賽の河原からは蔵王連峰・面白山・大東岳などを一望することができるのですが、この日は雲に阻まれてその姿を見ることはできませんでした。

山は見れなくても美しい雲海を見ることが出来たので良しとしましょう。

 

大岩

交通量も岩も多くそこまで歩きやすいコースではありませんが、水神の碑まで下れば後ももう平坦です。

 

水神

 

 

水神まで下ってきました。

ここまで下れば大駐車場はすぐそこですが、近くにヒザ川が流れているので小休憩をとってから下りましょう。

北泉ヶ岳への登山道にもなっているので、北泉ヶ岳から下ってきた人と泉ヶ岳から下ってきた人がこの広場で合流します。

夏はよく川に足を浸し、体を冷やしてから下山していました。

 

水神からは緩やかな山道を歩き駐車場に戻ります。

表コースの登山口までは大駐車場から30分ほど舗装路を歩きます。

周回コースだとここが一番長く感じます…

 

CTは4時間程度。

胎内くぐりあり、賽の河原あり、水場ありの泉ヶ岳満足周回コースです。

時間がある日はまったり泉ヶ岳を満喫できる周回コースを使ってみてください!

 

冬期泉ヶ岳

冬期の泉ヶ岳には毎年雪の降り始めに登っています。

特に難所もないのでそのシーズンの装備の確認や、雪山に慣れる程度の登山にはなっておりますが、空気の澄んだ日は奥羽山脈や仙台湾まで見ることが出来ます。

スキー場のリフトは使用しないでゲレンデの脇をスノーシューで登るのはしんどいですが、山頂や賽の河原からの景色は一見の価値ありです。

 

 

春夏秋冬、さまざまな季節に泉ヶ岳を登り続けてきましたが、本当に泉ヶ岳は私にとって「ちょうどいい山」なんだと思います。

これからも何かと登りに行くと思いますが、とりあえず引っ越し前に泉ヶ岳の記事を書いておきたかったという目標は達成ということで。

次からはまた過去に行った滝の記事に戻ると思います。

 

 

 

 

 

訪瀑MAP
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