DATA
落差:40m
形状:分岐瀑
水系:小雨川水系
日本三大奇瀑の一つにも数えられている「嫗仙の滝」。日本最大級の温泉街「草津温泉」から車で10分というアクセスの良さですが、そこに流れているのは世にも奇妙な分岐瀑。特徴的な岩肌の赤褐色と岩盤に空いている大穴が不気味な大滝です。草津白根山から集水し白砂川となり、嫗仙の滝に流れていきます。50~60万年前の草津白根山から噴出した火砕流が集積しこの嫗仙の滝を作り上げました。
中央の流れは大穴を跨ぎまっすぐ流れ、 右の流れは赤褐色の岩肌をなめながら滑り落ちていく 、 左の流れは凝灰岩と花崗岩(おそらく)の間から流れ出る潜流瀑 。まさに奇妙奇天烈、奇瀑一つ。
日本三大奇瀑
- 北海道「社台の滝」
- 青森「弥勒の滝」
- 群馬「嫗仙の滝」
嫗仙の滝へ
草津から
嫗仙の滝への道は分かりづらいですが、まずは「大滝乃湯」へ向かいます
次に「草津熱帯園」から南東に向かって山道を歩いていきます
どんどん町から離れていきます
途中から案内板も出てくるので、ここからは迷わないと思います
ここから40分ほど歩きましょう
下り基調ではあるものの、斜度があるのでまあ歩きにくい
草津中心部から結構距離があるので入り口までで疲れ果ててしまいます
歩きでくるようなところじゃないですね
40分ほど歩いて「嫗仙の滝」の入り口までたどり着きました
ここは車で来るのが正解ですね
全行程は1kmと書いてありますが、2~3kmはあったような気がしました
登りもあり、下りもあり、崩壊している場所もあり、ちょっとした散策で訪れるようなところではないような
この時は何もしらず「1kmなんて余裕だな」と思っていました
クマ避けのために思いっきりぶっ叩きましょう
気休めですが
道幅は結構タイト
落ち葉に足を取られてしまい、滑りそうになってしまいます
さらに進んでいくと九十九折の下り
尾根から谷へ一気に下ります
ついに嫗仙の滝の滝壺に到着
赤褐色の中に礫岩も含まれていることから火砕流でこの地層が形成されたことが分かります
それにして赤褐色の川床に目が引かれます
本当に自然が作ったのだろうかと疑いたくなるほどの奇妙奇天烈さ
しかしこのような奇妙奇天烈さを作り上がったのも全て必然で、一つ一つの要素に理由があります
それを考えるのも一つの訪瀑の楽しみでないでしょうか
次は三大奇瀑の一つ、北海道の「社台の滝」にいきたいですね
草津良いとこ一度はおいで
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