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2019年GW 四日目…
雨・雨・雨…
せっかく南紀に入っても、天候不良で思うように動けません
中の滝・西の滝は晴れていないとしょうがないので今日も待機です
早い段階で大台ヶ原に入らないと第二目標の「双門の滝」「大杉谷」に行けないかもしれません
9:00 道の駅 瀞峡街道 熊野川パーキング
熊野川
熊野川(くまのがわ)は、奈良県、和歌山県および三重県を流れる新宮川水系の本流で一級河川。下流の熊野本宮大社と熊野速玉大社間の流域は、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録されている。
なお、1970年に一級河川の指定を受けた当初は新宮川(しんぐうがわ)であったが、地元では熊野川の呼称が定着しており、変更の要望が多かったため1998年4月9日に法定名称が熊野川と変更された。水系名は新宮川水系のままである。
Wikipedia
『瀞峡・瀞八丁』は国の特別名勝
いかだ下りでも有名な観光地ですが、本日は閑散としており濁った熊が川を覆っています
GWならかつては皇族しか使用できなかった川の参詣道を楽しむ人がいると思ったのですが
和歌山県新宮市の観光協会による新宮市の観光サイト。熊野古道など世界遺産の情報や、市内の宿泊、お食事、お買物スポットをご紹介。観光に便利な各種地図やルートガイドの機能もあります。 新宮市観光協会 - 世界遺産のまち 熊野の都 新宮 - |
秘境・十津川村を越え、笹の滝へ向かいます
10:50 笹の滝駐車場
離合もできなさそうな道を慎重に進んでいくと、左手に「茶屋」が現れます
駐車場は5~6台は止められそうなくらいの広さ
「茶屋」は色々調べてみましたが、どうやら現在は営業していない様子
中をのぞいても休憩スペースがあるだけでした
入り口から主瀑までは徒歩10分ほど
舗装もしっかりしてあり、迷うことなく滝まで出ることが出来ます
一面の木々、勢いよく繁茂しております
天気がこんな薄曇りだからというのもあるのでしょうが、南紀の山は湿度が高い気がします
調べてみると、紀伊半島は北部と南部で気候が異なっており南部が「太平洋岸式紀行」に属し、黒潮の影響や台風の影響を受け降水量の多い地域らしいです
大台ヶ原は屋久島に並ぶほどの多雨地帯みたいです
滝の周辺には落石が多く、一番大きい岩の間を通り滝前に出ます
水に研磨された花崗岩が滑りやすく、注意が必要です
見えてきました、笹の滝
10:58 笹の滝
・直瀑
・滝川水系
・花崗岩
・奈良県十津川村
32mと思えないほどの迫力の「笹の滝」
そこが見えない滝壺!谷に響く轟音!爆風に乗る飛沫!
これはイイ!私好みの滝です!!
落ち口から広がる流身は、飛沫を薄暗い渓谷の中に光られながら落ちていきます
なめらかな岩盤に水が流れラインを作っています
磨き上げられた花崗岩の岩床
周囲の落石
豊富な水量
雨は小降りになりましたが、青空は見えず…
次は百名瀑の「布引の滝」に向かいましょう
紀伊半島に入ったら、離合も難しいほど狭く延々とワインディングが続く道ばっかりでうんざりしてしまいます
笹の滝から布引の滝へ移動する途中も、ずっと川沿いのウネウネ道
よくこんなところに集落があるなと思ってしまうほど険しい自然
途中で熊野本宮前を通りましたが、渋滞などなくあっけないほどすんなり抜けてしまいました
14:00 布引滝
・段瀑
・楊枝川水系
・花崗斑岩
・熊野市紀和
花崗斑岩の一枚岩を水の浸食作用で作り上げた「布引の滝」
展望台からは三段の段瀑に見えるが、上流にもう一段流れている四段の段瀑
熊野では、豊かな自然を保護するために「熊野市きらずの森条例」が制定されていて、ここ布引の滝の周囲も対象となっております
そのため豊かな自然がそのままの形で保護されております
布引の滝・布引滝は日本全国数あれど、規模・美しさではここ熊野の「布引の滝」が群を抜いていると思います
深山幽谷に天から純白の反物をそっと流したような景色はまさに奇跡の産物です
滝壺にて1枚
最下段は29m
一枚岩を滑るように流れる姿は優美というしかなく、この滝を、この自然を守っていきたいと自然と思いました
滑るように流れる「布引の滝」や「白糸の滝」はよく「女性的」と表現されることがありますが、この滝には「男性性」を感じてしまいます
それはきっと、水量や幅広さなどもありますが、やはり花崗斑岩の大岩壁があるからかもしれませんね
お気に入りの一枚
相対しても画になるいい滝です
15:30 県道740号
紀伊半島は滝が多い
滝が好きな人ならそんなことはとっくの昔に知っているかもしれませんが、自分も車で走って改めて感じました
特にこの「県道740号線」はまあ多い
右見ても滝、左見ても滝
何気なしにファインダーをのぞいたらそこに滝がある始末
15:40 飛雪の滝
飛雪の滝に到着
飛雪の滝は「飛雪の滝キャンプ場」として有名
キャンプサイトの目の前に落差30mの豪瀑が流れている面白キャンプサイトです
キャンプサイトが飛沫で常に濡れており、テントの後処理が大変そうだ…
滝はまさに豪瀑!!
三重県紀宝町にある「飛雪の滝キャンプ場」の公式ホームページです。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」(熊野古道)の一部である熊野川のほとりに位置するキャンプ場で、場内には高さ30メートル、幅20メートルの大きな滝「飛雪の滝」(ひせつのたき)があります。静かな森に、大きな滝と大自然に囲まれた絶好のロケーションでキャンプを楽しめます。 飛雪の滝キャンプ場 - |
滝でのウォーターアクティビティも用意されているみたいですよ
16:50 桑ノ木の滝 駐車場
だいぶ日も傾いてきました
この滝が本日最後の訪瀑です
百名瀑「桑ノ木の滝」の入り口は墓場から
ここでなぜかカメラが使い物にならなくなります
結露する要素はなかったと思うのですが…
桑ノ木の滝
・直瀑
・高田川水系
・花崗斑岩
・和歌山県新宮市
レンズも結露し、日も暮れ始めまともな撮影が出来ませんでした…
またリベンジしたい滝の一つです
滝自体は巨瀑の多い紀伊半島の滝でありながら、小ぶりな直瀑
しかし品がある美瀑としての印象が強く、地元からも愛されている滝です
この滝の魅力をしっかりとることができず悔いが残ります…
桑ノ木の滝を離れ、翌日のために北へ向かうことにしました
晴れた場合にすぐに大台ヶ原へ車を走らせられるように!
しかし天気予報は無情にも雨のマークを示したままです
道の駅「熊野きのくに」にて車中泊をして明日に備えます
そして私は無事大台ヶ原に行くとこが出来るのでしょうか!?
次回『今日も雨、時間つぶしの百名瀑巡り』に続きます!?