日時:2017年12月31日~2018年1月1日 目的地:南沢大滝・大同心大滝
ざっくりルート
・美濃戸口から登山道へ
・分岐を右(南沢ルートへ)
・本道から外れ、南沢大滝へ
7:46 登山開始
2017年の年越し、まさか自分が山に入っているとは思いませんでした。
冬山登山を始めるつもりはさらさらなく、始めるとしても先の話だと思っていましたが
先の未来はすぐそこでした・・・
去年は自転車を担いで、宮崎県の「謎のゴルフ場」で年越し
今年はアイゼンを履き、氷瀑を見に長野の山奥へ
車をデポし登山道へ入ります
年末にも関わらず、周りは登山客でごった返しており、外国からの登山客も多いように感じました
長野、八ヶ岳が世界的な山だということを再認識しました
8:29 分岐地点 南沢ルートへ
問題なく分岐点まで到着
ここの分岐を左に行くと、南沢大滝へ行くことができます
南沢大滝はルートから外れているので、GPSを見ながら南沢大滝へ外れる道を探します
アイスクライマーたちが入っているはずなので踏み跡を探していると
9:29 ロープを越えて南沢大滝へ
GPSと踏み跡を見るとここがおそらく南沢大滝への道だと思います
とりあえず標高を上げつつ進みます
9:40 南沢小滝到着
南沢小滝に到着
恥ずかしながら、この滝が南沢大滝だと思っていました
ネットで調べると「南沢大滝」でこの滝の写真が出ることがあり、勘違いすることになりました
事前準備大事
しばらくすると、2人組のクライマーがギアをガチャガチャさせながら登ってきました
すぐに氷瀑に取り付いていました
クライミングも、もちろんアイスクライミングもやったことない自分としてはただただその情熱量に圧倒されていました
あんな重い荷物を担ぎながら雪山に入っていくなんて…
9:56 南沢大滝到着
南沢小滝に向かって左手の踏み跡を進み、逆側の谷にある南沢大滝に到着
下から一枚
南沢大滝は大柄な巨体を谷に腰かけ、肩を怒らせながらデーンと座っている
しばらくその巨体を眺めながら氷瀑について考えていたが、前日からの頭痛で考えがまとまらない
さっさと赤岳鉱泉へ向かおう
13:35 赤岳鉱泉到着
本日のお宿「赤岳鉱泉」
年越しということもあり、テントを含めると200人近くがこの小屋で年越ししていたそうです
部屋に荷物を置き、滝ペイ氏は明日行く予定の大同心大滝へ向かってみるというとのこと
私はカメラを片手に赤岳鉱泉周りを散歩です
一日雲量が多く、山容があまり見えない時間帯が多く辟易としておりましたが
風で雲がなくなればこのように信州の山の美しさを眼前に用意してくれます
小屋の中はこのような感じ
山小屋のイメージからは程遠く、一流のホテルのような内装だ
赤岳鉱泉ではステーキが有名ですが、魚が出てくる日もあり驚きました
19:30 年越しの日本酒
2017年最終日の最後の日本酒
そしてビンゴ大会
ビンゴカードは一枚500エンで買え、当たれば10万エンレベルの商品が当たるため複数枚買うことが多いみたいです
私は8枚、計4000円分購入
結果はどうだったか…
2018年1月1日 6:04 赤岳鉱泉
星景写真を撮ろうと起きてみましたが薄雲が掛かり、星は見えず…
さっさと朝飯を食べ、大同心大滝に向かいます
新雪の美しさ
だいぶ標高を上げました
山にいるため、眼下の家々を見て懐かしいなと思ってしまいました
8:50 大同心大滝到着
踏み跡から誰かもう入っているなと思っていましたが、もう登り始めてるとは
クライマーたちの背中を見ながら撮影に入ります
大同心大滝は波のようにこちらに迫ってきました
滝の周囲も高度が高いことから、植生も乏しく雪山の厳しさを感じさせます
氷瀑自体は丸みを帯びていて、優しい印象でしたが、周囲の風景と合わさりどこか荒涼とした風景だと感じました
大同心大滝から赤岳鉱泉へ下り、登山口まで一直線で戻ります
13:30 下山
車で大宮まで戻り、新幹線で宮城にひとっとび
その日のうちに家に戻りました
年越し氷瀑巡りと称し、「米子不動滝」「南沢大滝」「大同心大滝」の三滝巡りの旅も終わりました
今回、なぜ年越しという休みを消費しながら氷瀑を見て回ったかというと、「氷瀑」ってなんなんだろうという自分の中の疑問にある程度の方向性を出したかったからというのがあったためです
滝壺を求めて全国を徘徊している私ですが、氷瀑はあまり勉強もしてませんでしたし見て回ってもいませんでした
自分が氷瀑を好きかどうかも分からない状況でしたので、年越しの時間を使い氷瀑を見て回ることにしたのです
そして氷瀑を見て回ったあとの感想ですが、「でっかい氷柱」ですね
滝の一つの姿として考えるのならいいかもしれませんが、滝壺に降り立った時の高揚感もなく、「ほー、でっかいなー」程度の感想しかありませんでした
アイスクライミングを始めれば、感想は変わるかもしれませんが、そのような予定もないので氷瀑巡りは来シーズンもそこまで力を入れることはないかと思います
やはり自分は轟音と爆風と水飛沫のある滝壺が好きなのだと改めて認識できただけでも価値のある年越しでした
でも、雪山登山には嵌るかもしれません
せっかく道具も揃えたので、来シーズンはそっちに力を入れることになると思います
ではまた