目的地:米子大瀑布 日時:2017年12月31日
冬は氷瀑の季節です
自分で人一倍滝は好きなのですが、冬の滝、「氷瀑」は今まで多く見ていないのではっきりとしたことがわかりません
青森にいたころに「乳穂ヶ滝」の氷瀑は何度か見に行きましたが、4年間一度も完全凍結しなかったので、もしかしたら完全な氷瀑は見たことがないのかもしれません
今回の長野氷瀑巡りは自分探しの旅ではないですが、氷瀑を一度見に行きたいというのがあるわけなのです
今回の狙いの滝は「米子大瀑布」「南沢大滝」「大同心大滝」の三滝になります
12月30日は「米子大瀑布」です
またまた今回の同行人は滝ペい氏です
MAP
ヤマレコ
7:00 車スタック地
車道の最終地点からは結構手前ですが、車が進まずにっちもさっちもいかないのでここからのスタートです
轍もほとんどなく、車もあまり入っていないようです
ささっとアイゼンをつけ、雪山装備に換装し出発です
初の雪山、というよりは雪上ハイク程度ですが、思っていたほど雪が深くないこと、さらに気温も低くないので順調に進んでいきます
むしろ汗をかくことで体が冷えてくるぐらいでした
冬山でのレイヤリングは初心者なので、これから試行錯誤をしていきたいと思いますここから米子大瀑布まで歩きで10kmほどですが、サクサク歩いていきましょう
林道の雪の深さは足首までもなく、歩くのに苦労する場所がなかったので問題はなかったのですが
なかなかに滑りやすかったので、アイゼンがあって本当によかったです
8:57 無雪期ではここから歩き
無雪期の駐車場に到着しました、ここから登山道に入ります
林道はアイゼンがあれば無問題でしたが、ここからは膝上まで雪が積もっているのでアイゼンは役に立たないのでさっさとしまいます
いわゆる膝ラッセルの始まりです
つまり地獄の始まりです
雪に足をとられて転ぶと、力がふにゃと抜け心が折れそうになります
しばらく膝ラッセルで進んでいくと広いところに出ました
そして…
米子大瀑布 下からの一枚
息をのみました…
まさかこれほどの氷瀑とは想像もしていませんでした…
樹氷のことをアイスモンスターと呼ぶこともありますが、これこそまさにアイスモンスターです
滝壺まで行けるようなので、さらに進んでいきます
9:50 米子不動滝(冬季)
・形状:氷瀑
・水系:信濃川水系
10km以上の道のりを踏破し、やっとご対面です
大自然の前では人はあまりにもちっぽけな存在ですが、米子不動滝の前でも人はゴミのような小ささです
氷瀑というものを初めて見ましたが、これはまさにモンスターであり、一種の芸術でした
今まで見た氷瀑は「大きなつらら」でしたが、米子不動滝には感動しました
一日風はなく、そこまでコンディションは悪くないのですが、腰ラッセルとなれない雪上歩きでいくぶん消耗してしまったのでちょっとティータイム
滝ぺい氏の持ってきたガスで雪を溶かしながら、カップ麺とコーヒーを
体が暖かくなってかな下山
ただただ重い荷物と、慣れないアイゼンであと10km以上歩かないといけないのか…
チクショウ…
この後、無事下山し八ヶ岳麓のネットカフェにて就寝
次の日の八ヶ岳の南沢大滝・大同心大滝へを思いながら就寝しました
次の記事は八ヶ岳の年越し氷瀑巡りになります
乞うご期待