弘西林道
ここでいう弘西林道とは青森県道28号岩崎西目屋弘前線のことであり、弘西林道は1983年までの名前
愛称は白神ライン(これは白神山地が世界遺産になってからの名前)
西目屋と岩崎を結び、白神山地を貫いている約42kmのダート
つまりは地獄である・・・
そんな弘西林道が一年半くらいの封印(土砂崩れによる通行止め)からやっと解き放たれたのです!!
この機会を待っていた林道マスターに誘われ、さらに道ずれを増やし、計六人で挑戦する次第になりました
私と弘西林道との馴れ初めをいきなり語りますと三年半前に遡ります
その時はトラブルに見舞われ完走せずに、赤石沢林道へ抜け、「くろくまの滝」へ向かいました
その時のくろくまの滝に大層感動したことは覚えています
なのでこの挑戦はリベンジなのです
今回は完走できるのか?(体力的な問題が・・・)
ルート
・弘前から暗門ビレッジまでは30km程度
・暗門から42kmの林道スタート
・「津軽峠」「天狗峠」「一ツ森峠」、三つの峠を越えて日本海側の岩崎へ
・十二湖駅まで移動し、五能線で弘前へ
部室前
朝5時
まだ太陽は顔を出していません
雲が多いためこの時期の朝にしてはかなり暖かったです
着込みすぎたかと思いましたが、そのまま出発
白神ラインは?
通行可!!
少しずつ太陽が出て来て、朝靄が山にかかり神秘的です
朝の空気は大好きです
朝練の唯一の楽しみです
津軽ダム
ダムを見ながら休憩
小さい方が使われなくなり沈んでゆく目屋ダム
大きい方がこれから使われる(マップルに大きな文字で国費の無駄)と書かれた津軽ダム
「ダムを眺める男の背中」
さらに山の中へ
森がダムに沈みマングローブみたいになってる
こっちはかなり沈んでいる様子
道も沈みます
暗門ビレッジ
弘前から30kmほど暗門ビレッジに到着
普段ならここでキャンプして滝を見に行くのですが、今回は通り過ぎ弘西林道というダンジョンに突っ込んでいきます
無事に生きて帰れるのか?
撮影ポイントで愛車の一枚
これからのダートを一緒に戦ってくれる相棒です
ついにダートに入りました
ここから42km
林道に青色看板あると謎の笑いがこみ上げてくる
岩崎までは54km
木が積まれてました
たぶん白神だからブナ?
シクロとクロス勢はさっさと進んでいきます
いきなりの舗装路!!
一年半の間に出来たみたいです
この先も続いているかと思ったのですが、すぐにダートにもどりました
斜度のあるところでは結構舗装路が出てきました
もう葉が散ってしまってます
タイヤがとられないようにしないと
岩木山側からの林道との合流ポイント
看板には白神の代表の鳥「クマゲラ」が
白神山地の最奥
山・山・山が
津軽峠
やっと、やっとの津軽峠
暗門からバスが通っているのでその前に登りたかったので、早く登れてよかったです
登っているときは暑くてレインジャケットとダウンを脱いだのですが、上に来たら寒い寒い・・・
モンベルのジオラインも白神山地の前では形無しか
ここから鰺ヶ沢
ちなみにいままでは西目屋村
さらに右手の壁?を乗り越えると弘前市だったり
マザーツリーが思ったより近くにあるので行ってみます
マザーツリー
樹齢400年のブナの巨木って看板に書いていたけど、平成10年の時点でのものだったので今は417年くらいかな?
樹高は30mで、白神山地のシンボル
この周りには散策道や展望所への道があり、津軽峠まででもかなり遊べます
皆さんもためしに津軽峠までダートを試してみては?
電波もギリギリ入りますしね(キャリアによるので入らなくても怒らないでください)
私は登っていたら見晴らしのいいところで、サドルバックから「ピロリロ!」となりました
まさかメールが届くとは・・・
津軽峠を出発し、登ったり下ったりします
飯を食うために休憩所まで
白神ラインのモニュメントで一枚
ここの休屋で休憩します
この時点でボトルの水がなくなり、軽く死にそうになり後輩から水を貰います
水は多めに持っていかなければならぬ
とくに補給がないところでは
体力も水も尽き満身創痍の私
しかし白神山地は無情にも牙をむけるのであった
私は弘西林道を完走できるのか、輪行の時間に間に合うのだろうか
後編へ続く!!